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新規事業に挑戦し続ける理由
~湧き立つ想いで未来図の完成を目指す~

伊藤 泰史
新規事業開発スペシャリスト

慶應義塾大学卒。三菱電機入社。98年BBT創業に参画、取締役就任。遠隔教育システムのビジネスモデルの日米特許取得。99年米国USC、01年豪州ボンド大学と提携したMBAプログラム、05年に文科省認可のBBT大学院、10年にBBT大学を新設、初代副学長、初代事務総長を歴任。05年にIPO責任者として東証マザーズ上場、06年同社代表取締役就任。13年アオバインターナショナルスクール(AJIS)の取締役就任。現在、同社取締役、AJIS取締役、BBT大学・大学院教授、p.school校長。

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ビジネスチャンスはふとした出会いから

私がこれまで関わってきた新規事業の始まりは、どれも人や物事とのふとした出会いからでした。ひょんな出会いを「ビジネスチャンス」と捉えることができるかどうかで人生が変わってきます。

例えば、こんな出会いがありました。BBT大学院の門戸を叩かれた方とたまたまお話する機会がありました。お聞きすると、資産形成に関し非常に造詣の深い方でした。学生になるよりもその方の専門性を活かした方がお互いに良い未来になるだろうと考え、資産形成講座の講師になってもらいました。その後、その方は講座の名物講師として大活躍されています。BBTの各プログラムは、卒業後も同窓会の交流を大切にしており、その人的交流からビジネスアイデアをひらめく事もよくあります。

出会いは人ばかりではありません。BBT大学は100%オンラインの大学で素晴らしい教育を提供していますが、かつては通信制の大学というと、全日制の大学よりも下に見られることも多かったです。当時その違和感と疑問を常に頭の中で反芻し、どうすればいいのか考え続けていました。世の中のICT技術の進歩によって映像講義、本人確認、出欠確認などが技術的にどんどん可能になり、こうした技術との出会いがヒントとなり、遠隔教育のビジネスモデル特許取得につながりました。

このように、自分が将来実現したいこと、未来のピクチャーを描いていたことで、ふとした出会いを事業化することができたと思っています。常に未来図を考えておくことは、目の前で起きる出来事をビジネスチャンスとして捉えるための必要条件です。そうでないと、ビジネスチャンス(幸運の女神)は一瞬で目の前を通り過ぎていってしまいます。

前例にとらわれず自由な発想で描いた「未来図」

1998年、遠隔教育で日本をそして世界を良くしていきたい、その想いから、株式会社ビジネス・ブレークスルーの創設に関わりました。当時学校教育というと、校舎があって教室があってそこで先生が授業をする形式。一方で、私が構想したのは遠隔教育のプラットフォームです。そこには校舎はありません。遠隔(オンライン)であれば日本にいなくても世界のどこにいても学ぶことができます。今までにはない全く新しい「世界の遠隔教育プラットフォームをつくる」という社会の未来図を想像するとワクワクします。やる気が絶えず湧き起こってくるような感覚です。

なぜ湧き立つか。それは、「教育を通して世界を良くして行くこと」、「自由な発想で人と違うやり方でやってみること」、その両方の要素が自分で描いたピクチャーにあるからです。さらに大切なことはこのピクチャーが夢物語でも何でもなく、本当に実現可能だと自分が心から信じ切っていることです。そして迷わず全力疾走することです。自分の挑戦したいこと、ワクワクすることを見つける。これが新しい事業を立ち上げるための原点だと思います。

新しいことをやりきるその気概を持つ個人が集うフラットな組織は強い

仕事で成果を出すために、人に頼んでやってもらうか自分でやるか、どちらが早いか。最短距離は何かと考えると、やはり自分でやること。これをやっておいてくれ、と他人に仕事を頼み、その進捗を管理するスタイルでは時間もお金もかかり、新しいものは生み出しにくいです。私の場合は、どんなビジネスであっても、コンセプトに関わるところまでは自分の想いを乗せて、ひとりでやることを心がけています。

その後、実際に事業を遂行していく段階では、最適な人を見つけてきてその人を組織のオーナーにします。オーナーに期待することは「やりきる」という気概を持つことです。そのために私はオーナーにほぼ全ての権限を委譲します。一人でも全部やるという気概を持った個人が集う、そして、上下関係や正社員、業務委託、派遣、アルバイト等勤務形態に関係なく、自由闊達な意見を取り交わすことができる風土を持ったフラットな組織。これこそが新規事業を立ち上げる上で最適な組織形態と考えています。

未来図は未完成‥新規事業の立ち上げはまだまだ続く!

今まで10以上の新規事業を立ち上げてきましたが、共通して言えるのは、未来図の完成に向けてチャレンジをずっとやり続けてきたということです。そして未来図に必要なピースはまだまだ埋まっていません。

BBTの国内での認知度はまだ低い状態ですので誰でも知っているナショナルブランドにしていきたいと考えています。そのために、生まれてから社会人を引退するまで「揺り籠から墓場まで」活用できる教育プラットフォームとして、親子はもちろんのこと、孫の世代も含め多くの世代が一緒にBBTで学んでもらえるようにしていきたい。

大学では今後博士課程を設置し、BBT大学院でMBAを取得した卒業生が仕事で成功を収め、その経験を博士論文として纏めるきっかけを作り、後進の指導に当たれるよう大学教育のエコシステムを完結させていきたい。グローバルに打って出ていくことも必要です。日本の地理的な優位性からまずはアジア地域の国々の方に教育を提供出来ればと思います。かつては、武力や経済力で制覇しようとした歴史はありますが、これからは教育を通じてアジアのリーダーになっていくため、教育のプラットフォームを構築し提供していきたい。もっと広く世界を見渡せば、教育が行き届かないが故に経済の発展が遅れている国々もあります。このような教育格差による経済格差をなくしていくこと。それはICT技術が飛躍的に発達し、インターネットで世界中の人々がつながっていく時代の教育機関としての地球規模の使命であり、世界貢献の一つであると考えています。

以上のように私はまだまだやりたいこと、大きくチャレンジしたいことはたくさんあります。今後も挑戦あるのみです。

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