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卒業生インタビュー  八木雅史さん

八木雅史さん

繊維メーカーにお勤めの八木さんは現在、中国江蘇省蘇州市で研究開発の仕事をされています。会社のグローバル化にあたり英語や経営について課題意識を持っていたタイミングでBBT大学に出会い、入学され、それから8カ月後に中国への赴任が決まったとのこと。
不文律が一切通用しない環境で悪戦苦闘しながら仕事と学習を両立させる日々の中で見えてきた、「グローバルの真の意味」と「論理思考の重要性」について語っていただきました。

八木雅史さん

良い製品を作っても売れない
その理由を突き詰めていく行為が経営への興味に繋がっていった

現在は繊維メーカーでR&Dをしています。顧客企業の要望に合わせた設計開発をし、量産できる状態にする業務です。BBT大学に入学した年に中国は蘇州への赴任が決まり、現在に至ります。役職は日本にいた頃から一つ上がり、マネージャーの立場になりました。会社の日本人駐在員が少ないので、研究開発だけではなく品質管理や製品製造のサポートなど広範囲の業務を見ています。日独の合弁会社で、従業員のほとんどは中国人ですがドイツ人もいますので、会社での公用語は全て英語です。
BBT大学に入学したのは、就職してから6年が経った2011年の春です。その当時、会社は国内市場だけで賄うのではなく海外に事業を展開していく方針を掲げていたため、英語の習得が大きな課題として目の前にぶら下がっていました。また、私は技術者なので技術だけをやっていれば良いはずなのですが、たとえ良い技術だったと思っていても製品化できない、製品化できても売れないという経験を何度もしまして、その理由を突き詰めていく過程の中で、経済や経営に自ずと興味を抱くようになっていきました。

抱え続ける課題意識
始めるなら早い方が良いと一歩を踏み出した

これらの課題や興味に対し、最初はビジネス関連の雑誌や書籍を読んで情報収集をしていました。そこでちょくちょく目を通していたビジネス雑誌に大前学長の記事やコラムが頻繁に出ていることからBBTのことを知り興味を持つようになりました。ちょうどBBTオンライン(BBTビジネス英会話)が開始された頃で、英語は喫緊の課題だったので、まずBBTオンラインを検討していました。しかし、受講費用が高額だったので躊躇していたところ、BBT大学が設置されるという情報が入ってきたのです。同時に、BBT大学院や他大学の通信制も選択肢にあったのですが、BBTオンラインだと英語ばかり、BBT大学院だと経営学ばかりになってしまう印象があり、その点BBT大学は英語と経営を学べ、さらにITも学べることが魅力的に映りました。また、他大学の通信制はスクーリングが不可欠だったので、休みを取りづらい会社員としては条件的に厳しかったのですが、BBT大学はスクーリング不要で卒業できるので便利だと感じました。やはり入学するからには卒業を一つの目標にしたいですしね。
しかし学費は気楽に出せる額ではなく、また4年は長いと感じたので、説明会には行ってみたものの、その時は出願しませんでした。ですがそれから数カ月後に春入学の募集案内が来まして、その案内に「早期入学特典」が紹介されていたのです。それを見て、英語や経営への課題意識を抱えながら悶々とした状態で過ごすのならば一歩踏み出そう、どうせ始めるなら早い方が良い、今なら早期入学特典ももらえる、と思い直し出願することにしました。再び学生になることで、映画が学生料金で見られるのも良いなと思いましてね。

オンラインを活かしたネットワーク
オンラインの枠を超えたコミュニケーション

実は他大学の通信制に三年次編入し卒業しているのですが、そこでは学生との交流は一切ありませんでした。ですのでオンライン大学であるBBTに対しても、カリキュラムに魅力を感じて入学を決めたので、学生同士の交流はあまり期待していませんでした。ところが実際に入学してみると、BBT大学は学業以外での学生同士での交流が非常に活発でした。FacebookなどのSNSでの交流は勿論のこと、日頃からAirCampusでの議論を通じて常に何かしらのコミュニケーションを学生と取り合う状況にあったと思います。
また私は在学中のほとんどを中国蘇州で過ごしたのですが、蘇州の隣には「上海BBT会」があり、定期的に勉強会や懇親会が開催されるので、現地在住の在学生や卒業生、大学院生と交流を深めていました。日本に住む在学生とは、一時帰国時に時間が合えば勉強会や懇親会に参加し交流を持つようにしていましたし、たまに在学生の方が中国に来ることもあったので、その際には夕食を共にしたりしました。
中国と日本とは時差が1時間しかないので、日本にいるのとあまり変わりない状況で学習を進めることができました。AirCampusは24時間書き込み可能ですから好きな時にディスカッションできますし、学生同士のグループワークでのSkypeミーティングの時間調整で困るといったこともありませんでした。

ネット規制が敷かれる環境での学習
心折れそうな状況を幾度となく経験しメンタルが鍛えられる

その中国にですが、入学してから8カ月後に上海の隣にある蘇州市に赴任し、卒業までをずっと中国で過ごしました。中国は政府がネット規制をしているので、中国国外のサービスを使うのに時間がかかりますし、インターネット接続ができないときも多々あります。BBTはネットが使えないとどうしようもない大学ですので、この問題は学生生活におけるストレスの最たるものとなりました。
例えば、私は講義をiPadにダウンロードして学習していたのですが、夜に設定しておいて朝起きてみると全部エラーになっていて一つもダウンロードできていなかったことや、理由は分かりませんが、ダウンロードしたはずの講義が全て消えてしまったこともありました。またSkypeでグループワークを行うまさにその時ネットが繋がらなくなり、慌ててスターバックスのWi-Fiを利用しに行ったこともありました。ネットが繋がらず学習が滞る日々に、大学を辞めようかと思い詰めたこともあります。ですが今振り返ってみれば、いずれもメンタルが鍛えられる経験であったと思えます。やってやれないことはない、やればできるんだということを身を以て証明したという意味で、貴重な環境だったのかもしれません。

グローバルという
ローカルの集まりで機能する論理思考という共通言語

グローバルという言葉には世界中というイメージがあるかもしれませんが、日本から中国に来て実際に働いてみて感じるのは、結局のところ中国というローカルで働いているということです。日本を出て中国で働いている人とアメリカで働いている人とでは、多分色んな事柄への理解が異なります。つまりグローバルというものの本質は、様々なローカルの集まりであるとも言えます。ですからグローバル化っていうのも実は大雑把なものであって大したことではないのかもしれませんし、グローバル化に適した人材というのもきっと曖昧なものなのではないかと思います。
中国で働くという機会を経て日本にいた時とは違う視点を持てるようになったから、こんな風に思えるようになったとも言えるのですが、仕事で必要なスキルというのは、実は日本にいても中国にいても根本的には変わりません。「経営」はある意味世界共通の概念であり、言葉が違っていても考え方は大体統一されていますので、その「経営」視点をBBTで学べたのはとても有意義なことでした。組織論や組織におけるリーダーシップ、また財務といった内容は世界共通で役立つものですし、経営層と話をする機会が増えたことからも経営者目線を持つ必要性がより高まったこともあり、BBTで学んだことが日々活かされていたと感じます。
また中国では、日本で言うところの「阿吽の呼吸」が通じず、日本以上に偉い人の言うことを優先的に聞いてしまう傾向があるので、こちらがやってほしいことをどのようにやってもらうかで色々苦労したのですが、そのような状況において役立ったのがAirCampusでのディスカッションです。文字ベースのコミュニケーションはロジックがきちんとしていないと、たとえ日本人同士であっても意図が伝わらないことが多々あります。ですからAirCampusへの投稿によって論理的な文章を書く意識が高まり、論理思考が鍛えられていきました。そしてこの論理思考は、歴史や文化背景が異なる中国において唯一の共通語として機能したので、こちらの意図を汲んでもらうためのスキルとして最も役立ったのではないかと今にして思います。論理思考とはつまるところ、世界共通言語なのかもしれません。

BBT大学は課題克服と自己成長を促す場所

BBT大学は良い意味で「変人」が多いです。様々なバックグラウンドの人がいて多様性に富んでいます。自分の価値観と全く違う、これまで接してきたことがないタイプの人間が多いので、視野が広がります。また、楽しんで受講できる科目が多く、そして自分自身の課題克服と更なる成長において大いに役立つ学び舎でした。MBAの取得に拘らずに自身の成長を求めている人にはBBT大学を強くお薦めしたいと思います。

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