地方勤務の理系専門職経営の知識を
プラスすることで仕事の幅が広がった 宮澤喜一さん(グローバル経営学科卒/大手電子部品メーカー勤務・20代)秋田

宮澤喜一さん

地方にいても、最新の情報に触れながらビジネスや経営を学びたかった

私は社会人1年目でBBT大学に入って、4年で卒業しました。理系の大学院を卒業して国内大手電子部品メーカーに就職したものの、リーマンショック直後だったこともあり、実力を付けないと今後生き残れないという不安な気持ちを常に持ち続けていました。率直に言うと、「会社をクビになるのが怖かった」というのが勉強しようと思った直接の動機です。

当時は、どこの企業でも新卒採用の人数が前年より極端に少なかったり、リストラなどの話もよく耳にしたりするような状況だったので自分自身の価値を高める必要性を強く感じていました。
また、入社した最初の半年は、どこの会社でもそうだと思うのですが研修が多く、割と時間的な余裕があったことで不安な気持ちがさらに増大し、とにかく勉強しなければ、と思ったことを覚えています。研修後は製品開発に関わる部署に配属される予定だったのですが、単に製品を作るのではなく、売ることまでを視野に入れた製品開発ができるようになりたいという理想も持っていました。

私は秋田県勤務になる事が既に決まっていました。ただでさえ、勉強しなければという焦りを感じていたところに、地方勤務という状況も重なり、世界の動きにキャッチアップしていけるのだろうかと、かなり不安でした。理系出身者でメーカー勤務、製品開発や研究開発などの仕事に携わるとなると、量産工程のある工場の近くに勤務地がある可能性が高く、自分のように地方勤務になる人が大半です。文系出身者は、大学を卒業してもそのまま学校など都心近くで勤める人が多く、社会人になっても時々集まったりしているなどという話を聞きますが、理系出身者は違います。大学や大学院を卒業したらほとんどの人が地方に行き、ばらばらになってしまうのです。
ご多分に漏れず地方勤務の身となった私は、まず本を読みながら独学するという方法を検討しました。しかし、当時自分が感じていた「実力を付ける」という課題には、体系的な学びや最新の情報に触れられる環境が必要だと思っていたので本だけでは難しいと感じ、スクールや大学の情報などを収集するようになっていきました。理系出身なので、経営やビジネスの知識は意識的に学ばないと身につかないという思いもあって、ビジネス系の学校を中心に調べましたが、地方でも通えて自分に合う学校は見つけられませんでした。
そうやって悩んでいた時に目に飛び込んできたのがオンラインで学べる大学でした。実務的なビジネスについて学べる学校というと、BBT大学もしくは、BBT大学院しかないような状況でした。自分はビジネスや経営を基本から学びたかったので、BBT大学の方が自分に合っていると思いました。BBT大学の4年間という長さも気に入りました。1年2年ではなく4年という長い時間をかけて、時には無理やりでも毎日質の高いものに触れられる環境を作ることで自分の本当の力として身につけることができるのではないかと思ったからです。

「理系」+「経営」 BBTで得た自分ならではの武器を生かして仕事がしたい

研修が終わって実際に働き始めるのとほぼ同時に、BBT大学の講義もはじまりました。BBT大学での講義では、とにかく全体を俯瞰して目的意識を持つことの大切さを叩き込まれるので、普段の仕事の中でも自分の携わる仕事や作業の目的を自然と意識するようになっていきました。そういう目線で自分の状況を考えてみると、職場の中だけで完結する毎日を過ごしていて、果たして自分が付加価値のある人間になれるのだろうかと疑問を感じるようになってきました。自分なりにきちんと考えてやろうとしても、期日に追われて、決められた仕事をなんとかこなすだけで精一杯になってしまって、本来の目的など考えている余裕もありませんでした。もともと、自分で考えて仕事ができる、実力のあるビジネスパーソンになりたいという思いがあっただけに、疑問は日に日に大きくなっていきました。

当時の自分の強みは理系の専門的な知識や技術があることでした。そこに経営やビジネスの知識をプラスすることで自分に付加価値を付けたいという思いもあってBBT大学に入学しました。BBT大学では講義やディスカッション、また一緒に頑張っている同級生から、一人で秋田にいたら絶対聞けないような話を耳にすることも多く、非常に刺激を受けました。そうしているうちに、自分も本気で勝負できるフィールドで自分の力を試してみたいと思うようになってきました。具体的には、理系の専門知識と経営の知識を持っている自分だからこそできる仕事をやってみたい、BBT大学で学んだことをすぐに現場で実践してみたい、と考えていました。
そう考えると、技術営業というポジションが気になり始めました。技術営業とは、担当クライアントが決まっている通常の営業と違って、全てのクライアントを担当し、自社の製品の技術的説明やサポートをする役割を担います。また、こちらから情報を出すだけでなく、自分のやり方次第ではクライアントのニーズをヒアリングし、自社製品に反映させていくという役割も担うことができます。技術に精通していることはもちろんですが、ビジネスの流れなどの幅広い知識も要求される立場であるということです。技術営業は人数も少なく仕事の自由度も高いポジションなので、BBT大学で学んだことを実際に試してみながら建設的に仕事を進めていくこともできると思いました。
そのような思いから、上司に異動の希望届けを出し、入社5年目 にしてついに他県にある営業所への移動が決まりました。そのとき、自分はBBT大学の4年生でしたが、秋田から他県への異動もBBT大学の学生生活には、当たり前ですが何ら影響はありませんでした。なぜならオンラインでBBT大学にはどこでも学べる環境があるからです。 

事実を的確に伝えることで、初めは耳も貸してくれなかった先輩たちを動かせるように

もともと秋田にいるときから、モノを「作る」ことだけでなく「売る」ということを意識することが大切だという考えを持っていました。また、BBTでマーケティングや問題解決等を学び始めたということもあり、営業のやり方については自分なりの仮説を持っていました。その仮説というのは端的にいうと、ターゲットは誰なのか、そのニーズはどのようなものなのかというふうに、常にクライアントを意識しながら営業を行うというものです。クライアントの立場から見たときに自分が売りたい製品はどのような価値を提供できるのか、クライアントの課題をどうやって解決できるのか、またそれを相手に伝えるにはどうしたら良いか、毎日が試行錯誤の繰り返しでした。技術営業という立場では、外部の人と接触することが多いので、より客観的に自社の置かれた状況を見ることができます。それを社内に伝え、自分なりに改善案などを提案するようにしていたのですが、部署内のメンバーは全員自分より年上という環境で、一番年下の自分の意見は、最初の頃はなかなか聞いてもらえませんでした。

しかし、事実をもとに全体像を説明することができるようになってくると、先輩方を含めて課長、部長クラスの人たちも次第に自分の話を聞いてくれるようになってきました。自社にとって本当に必要な情報を集めて帰ってくる人間だと、徐々に認められるようになってきたのではないかと思っています。

例えば、私たちは電子部品メーカーなので、直接のクライアントは電装部品メーカーです。営業担当者は、クライアントである電装部品メーカーに営業に行くのが普通です。しかし、BBT大学で学んだことを自分置かれた立場で実践しようと考えていた私は、まず全体の大きな流れを掴んで、その中で自社が置かれている状況を明らかにしてから他社との差別化を考える必要があると思っていたので、電装部品メーカーの先にいる完成車メーカー(いわゆる自動車メーカー)にもヒアリングに行きました。電装部品メーカーではなく、電装部品を使う完成車メーカーのニーズを把握していると、電装部品メーカーの営業もさらにやりやすくなりました。今考えると当たり前ですが電装部品メーカーのクライアントは完成車メーカーなので、完成車メーカーのニーズをおさえているというのは非常に強いということを改めて認識しました。

このように、自分たちの会社を取り巻く全体状況を、事実ベースで報告できるようになったことで周囲が私の話に耳を傾けてくれるようになった結果、私が提案した百万単位の設備投資や、新製品開発の要望が社内で認められました。このように、社外でも社内でも目の前のことだけにとらわれず全体を把握するように心がけ、常にキーマンを意識して人を動かすという考え方ができるようになってきたのも、BBT大学の影響だと思います。
まだまだ道の途中ですが、将来的にはリーダーとなって周りの人と一緒にビジネスを創り上げていけるようになりたいと思っています。全体を見て、複数の部下をマネジメントして結果を出す、BBTでの学びが最も発揮されるであろうその立場に、一日でも早くなれるよう頑張りたいと思います。

BBT大学は「自分の成長角度を上げてくれた」場所 

人間は、その人のやる気や考え方次第で成長度合いを示す成長曲線が変わると思っています。私は、BBT大学で経営の知識だけでなく、考え方や物の見方などの武器を身に付けたのだと思います。その武器によって自分のビジネススキルの成長曲線は確実に上がっていると思います。ビジネス全体を俯瞰する視点を持って日々の業務にあたり、自分の先輩や上長の行動を見ながら自分だったらどうするかと考えられるようになったことは、BBT大学で得た大きな財産だと思っています。

  • Twitter
  • Facebook
  • はてなブックマーク
  • Google+
  • Pocket