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日本の未来のあり方、幸せの形を故郷網走で探すため、BBT大学で経営を学ぶ 新木 大助さん  グローバル経営学科 大家業兼起業準備中・40代  網走

新木 大助さん 画像1

若い人に希望を持たせてあげられない状況にジレンマを感じ、新しい働き方を若者に提示することを決意

2014年8月まで、自動車の部品サプライヤーに20年ほど勤めていた私は、2007年から約6年間、東南アジアのタイで従業員100人程度の赤字部門でマネジメントしていました。

そこで、自分なりになんとか赤字の状態を立て直そうと、独学で経営、マーケティング、コーチングなどを勉強し、学んだ事を活かして事業計画の作成と実行、結果が出なければ計画を修正して実行、ということを繰り返していくうちに、自分で考え行動さえすれば、結果は自ずとついてくる、ということを実感するようになりました。赤字部門も2年目には黒字化し、その後も業績を毎年伸ばす事が出来たので、仕事が益々面白くなり、経営にも興味を持ち始めたように思います。しかし、タイで得た経験を日本で活かしたいと思い、希望して日本へ帰任してみると、非正規雇用など人件費低減でしか利益を上げられない会社と、毎年の昇給も僅かなのに安全・品質・コンプライアンス・CSRなど業務が複雑化しかつ要求されるレベルも年々増え、仕事に疲れ果て将来にも不安を抱えた若手社員たちの現状に愕然とすることになりました。この様な環境、しかも国内は製造業が縮小傾向にあり昇進ポストも少なくなっていく中で、若い人たちに「頑張れ」、「結果を出せ」と言ったところで、彼らが希望や意欲を持って仕事に打ち込めるだろうか?と思い悩み、解決策を模索する日々が続きました。そして、この状況をなんとか打破しようと、若い人が将来に希望を持てるような新規事業案や社内教育プラン、皆で助け合えるような働きやすい制度の導入などを会社に何度も提案したのです。そこまでした理由は、タイ駐在時にタイ人若手社員の高い語学力やビジネススキルを目の当たりにして危機意識を持ったからです。日本の若手社員に仕事への意欲も希望も持たせられないまま、旧来の教育及び指示待ち人間を醸成するだけの仕事の進め方を続けてしまっては、海外で日本人が必要とされなくなる、と強く感じました。ところが、会社からの返答は「現状に不満があるなら、南米の赤字部門か南米の新工場へ出向して貰う他はない。」というものでした。日本での改革ではなく、私が経営課題の多い南米へ出向しろという会社の姿勢は、目先の利益だけにこだわり、問題を先送りするだけだと、自分には思えました。結果として、会社に頼らず自ら新しい人生を切り拓いて行くしかない、新しい働き方、自分も周りも幸せになる働き方、そして日本の未来のためになる働き方を自分の力で見つけ、その経験を次世代の若者に伝えたいと思うに至ったのです。

網走の海

人々が心豊かに暮らす故郷の網走で、自分にできることを見つけるためにBBT大学へ

何かあった時のためにと東京に不動産を購入し、大家業に既に着手していたこともあり、結局、会社は退職して故郷である北海道の網走へ戻る事にしました。

故郷に帰った時に感じたのは、近所付き合いが非常に良く、お裾分けやお互いに助け合うことが当たり前の心豊かな生活がここにはあるという事でした。しかし、網走も高齢化と過疎が進み、このままでは、こういった田舎特有の良さが失われてしまうのではないか?この良さを守るために何かできることはないか?と考えるようになったのです。そして、都会で必要以上に苦労を強いられながら働く若い人たちに、田舎で暮らすという選択肢もある事を示したいという思いに行き着きました。その為にまずは、網走を含む地方が今どうなっているのか、そこでどんな事業を起こし、若い人を呼び込めるのかを考える必要があります。手始めに、ビジネス系の本や雑誌を読んでいると、BBT大学の広告が目に入ってきました。自分としても、どこから手を付けていいのかわからないというのが正直な気持ちでしたので、体系的に学べる場所があるというのは非常に魅力を感じましたし、「経営」・「起業」という言葉にも惹かれました。試しにオンラインの説明会に参加してみると、BBT大学には志の高い人や、自分と同じように世の中のために起業したいと考えている人が多いことがわかり、いい刺激になりそうだなと思いました。また、起業する際には、採用や教育といった人的問題、資金繰りや事業計画など、一人で何でもやらなければならないので経営全般を今のうちに学んでおく必要性も強く感じました。地元や地方の現状を見つめ直し、ここで出来ることを考えるということが今の私にとって最も大事なことなので、地元にいながら経営全般を勉強できるというのは今の自分にとって最適な選択肢ではないかと思い、BBTへの入学を決めました。

モチベーション維持の秘訣はBBT大学の仲間。フィールドワークなどを通じて密な関係を構築

入学してすぐの頃は、一つ一つの授業の密度の濃さに驚きました。真剣に受講すればそれなりに時間もかかりますし、実際にビジネスで活躍している先生から発せられる言葉には重みやリアリティがありました。また、オンラインなので自分のペースで勉強できるというのは、裏を返せば学習のモチベーションを自分で保ち続けなければならないということになります。最初は卒業まで頑張れるのかとちょっと不安になったりもしましたが、同級生や先輩との交流が増えてきたことで、モチベーションコントロールのコツが掴めました。オンラインなのに、と意外だったのですが、同級生や先輩たちとはイベントや海外でのフィールドスタディなどの授業で一緒になる機会が結構あります。そうやって気軽にフェイスブックなどでコミュニケーションできる人がだんだん増えてきて、たまに雑談のようなやり取りもしています。「講義についていくのがキツイ・・・」などと悩みを相談して、向こうも同じ気持ちだということが分かったりすると、なんだかすごく安心しますよね。それに、仲間が増えると、授業で行うディスカッションもぐっと面白くなってきます。ディスカッションのプラットフォームであるエアキャンパスに投稿するのですが、やっぱり返信されると嬉しくて、モチベーションが上がりますね。昨年、「グローバルフィールドスタディ」という科目を履修し、上海へのスタディツアーに参加したのですが、これは自分にとってとても良い経験になりました。企業の工場をいくつも訪問させてもらったり、上海で活躍されている日本人経営者から話を聞いたりする機会もあり、現地の雰囲気を肌で感じることができて非常に興味深かったです。現地を見ること、本物を感じることの大切さを改めて実感することが出来たと感じています。また、BBT大学は学生の中に若い方も結構いらっしゃいますが、彼らのモチベーションの高さに驚きました。積極的に発言していて、アグレッシブな人も多いようです。かつて私が勤めていた職場の若い人はあまり元気がないように見えていたのですが、日本の若者も捨てたものじゃないと、BBT大学に入って思い直しました。

網走から日本を変えたい。BBT大学での人脈はきっと将来役に立つ、入って数か月で実感

これからは実態調査にも多く時間を割いてやっていくつもりです。まずは農業漁業を中心にやっていくことになると思います。やっぱり地元の産業の変革ですね。あとは、観光でしょうか。先日、地元の市議会議員、経営者、農業・漁業関係者、東京農大などの学生が集まるイベントに参加したのですが、色々と話を聞くことが出来ました。例えば、網走は食料自給率が900%もあるのに、地元の加工業者などに流通するのが、その内の5%程度にすぎないという事実や、網走を含むオホーツク地方は、良い品質の小豆が取れるのに、十勝の業者に安く買い叩かれ、十勝ブランドとして流通しているという裏話。東京農大網走キャンパスの学生は、最初は正直こんな田舎に来たくなかったけれど、住んでみると非常にいい所で、卒業する頃には帰りたくなくなる人も少なくないのに、若い人が就職できる場所がないため、結局よその土地に移ってしまうという事などです。いずれも非常に勿体ない話だと思っています。網走は美味しい魚がたくさん捕れるのだから、今まで聞いたことのない珍しい干物を作ってブランド化しただどうだろうか、とか、アイデアはたくさん浮かんできます。しかし、実際に実現するとなると資金面やノウハウを持った人の協力などの問題もあるので、これから具体的にどうしていこうかなというのをBBT大学で勉強しながら考えようと思っています。それと、やはり大事なのは人であり、一番の要は仲間だと思っています。一緒にやっていける信頼できる仲間をこれから作っていかなければなりません。まだBBTに入って数ヶ月ですが、1年2年経てばこれから何かをはじめるにあたりBBTでの人脈が役に立つ筈です。それくらい、BBTで学んだこの5ヶ月で、仲間をはじめ得られるものは多かった、そう実感しています。来月、網走で恒例の流氷祭りがあるのですが、流氷祭りにどれだけの外国人が来るのかを見てみたり、流氷を砕きながら冬のオホーツク海を堪能できる、オーロラ号という流氷船に乗ってみたりなどして、網走の産業や観光の現状を把握し、ビジネスチャンスを探していこうと思っています。実際に色んなスポットに行ってみないとアイデアも何も湧かないと思いますし、実際にそこで働いている方の話を聞かないと、ヒントも得られませんしね。これもオンラインの大学だから出来ることですね。

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