特別公開講義!

アメリカ大統領選挙とトランプの今後

講師:大前研一 (BBT大学・学長)

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世界に衝撃が走った米大統領選、大前研一はどう読み解くのか

BBT大学で大前研一学長が直接講義を行う、人気授業 "グローバル経済と経営" から講義資料と合わせて特別公開!

トランプの勝因

•Exclusive vs Inclusive:排他的で訴求力抜群
–中流・白人・男性以外を排除した
–一票でも多く欲しい政治家にはできない
–おそらく最後のチャンスだった(投票数では敗北)

•有権者が飛びつくウソを言った
–産業構造の変化で失われた雇用を外国のせいに
–インフラ で雇用を!ルーズベルトのTVA策=失敗
–大企業の海外資産200兆円を還流させて10%課税しても提案した減税と財投をまかなえない
–モンロー主義:閉鎖経済ではインフレは不可避

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POPULAR VOTEで勝ったヒラリーの敗因:戦術的失敗

•バーニー・サンダースをVP候補にしなかった
•ビル・クリントンを排除しなかった
•女性の信頼を勝ち取れなかった
•エスタブリッシュメントの臭いを消せなかった
•INCLUSIVE過ぎた(個々の人が連携を感じない)
•民主党の伝統的地盤(勤労者)にもっと根ざすべきだった
•思い切って若い人の為に、とやった方が良かった
•FBI書簡の影響もあったが、主要因ではない

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アメリカの分断は深刻:DIVIDED STATES of AMERICA

–地域:US COASTAL vs US INLAND
–年代:US FUTURE世代 vs US PAST世代
–産業構造:レーガンの規制撤廃で隆盛の両岸($15万ドル)
vs.RUSTベルト($5万)

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トランプの考え方

•ビジネスDEALが主体で政治、外交の感覚なし、知識もなし
•外交に関しては
–従来のアメリカはゴルフのルール(ハンディキャップあり)
–トランプ は野球、サッカー(ハンディキャップなし=ビジネスと同じ)
•経済に関しては(投票者を念頭に社会的弱者にアピール)
–従来のアメリカは強い経済をより強くし、市場を開放して弱いものを入れる→所得が増加し生活費が押さえられる
–トランプは労働者が競争できる所まで関税などで保護し、雇用を創出→インフレにならざるを得ない
•社会コストは削減=化石燃料重視、パリ協定破棄、オバマケア破棄
•ウオール街や金持ち優遇が“隠し味”
–ドッド・フランク法(リーマン後の銀行規制)廃止
–一律所得税減税
–相続税廃止

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トランプは良い大統領になるか? → ならない:公約を守れないし、守れば自滅する

•メキシコ国境に壁、400万人の不法移民送還
•イスラム教徒の入国禁止
•法人税15%、所得減税、相続税廃止
•中国などの輸入品に45%の関税
•海外移転した工場を呼び戻す
•アメリカに保護される国は経費を払うか自衛せよ
•NAFTA,TPPの破棄
•パリ条約破棄(炭素燃料重視)
•NATO見直し、中近東からの撤収、または経費負担させる
•米企業が海外に蓄財している200兆円を還流
•オバマケアー放棄
、、、など“100日以内に行う100の約束”を公表している

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今後、トランプがつまずく要因

•TRUMP事業の継続はできない
–信託 または 切り離し
–ブランド 不使用
–ジャレット・クシュナーの事業
•トランプ大学訴訟(11月28日)
•EMAILや書類の破棄
•訴訟や矛盾点の噴出
•海外要人などとの関係、カネの流れ
•票の数え直し、選挙人の投票(12月)
•裸のトランプは暴言の巣窟=これは性格だから治らない
–“Not my President”デモは雇われのプロの仕業だ、、、愛国心だ
–“殴られたら10倍殴り返す”
–“(脱法は)、、、SMART”
–“ヒラリーとオバマがISの創設者だ”、、、“尊敬している”(11/11)

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“トランプはレーガンだ!”説の間違い...レーガンは確固とした政策があった

•“強いアメリカ”と“アメリカ第一”は似て非なるもの
•カリフォルニア州知事としての実績
•レーガノミックス減税で歳入増となった
•規制撤廃:通信、交通、金融で世界的競争力
•競争力強化優先:失業の山(失意の退陣)
•財政再建:クリントン時代に開花(10年遅延)
•イギリス と日本重視(ロン・ヤス・マーガレット)

講師紹介

大前研一 ビジネス・ブレークスルー大学 学長
マサチューセツ工科大学(MIT)大学院原子力工学科で博士号を取得。日立製作所原子力開発部技師を経て、1972年に経営コンサルティング会社マッキンゼー・アンド・カンパニー・インク入社後、本社ディレクター、日本支社長、常務会メンバー、アジア太平洋地区会長を歴任し、1994年に退社。スタンフォード大学院ビジネススクール客員教授(1997-98)。UCLA総長教授(1997~)。現在、ボンド大学客員教授、(株)ビジネス・ブレークスルー代表取締役。

BBT大学について

文部科学省の認可を受け、学士(経営学)が取得可能な教育機関として、最先端の教育を提供している。独自のオンライン学習システムにより、時間や場所の制約を受けずに学習を進めることが可能。学生が主体となって、集団のIQを高める学習方法が特徴。21世紀を生き抜くための経営・IT・英語・問題解決力・リーダーシップ・教養を修得する。

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