【特別コンテンツ】公開フォーラムレポート

10年先も 食える・戦える・勝てる ソフトスキル。

スピーカー:藤原和博 キャメル・ヤマモト

「座学だけでは学べない、答えのない問題を解決するための
"ソフトスキル"をすべてのビジネス・パーソンに」

人口減少や内需の縮小が続く日本社会。その未来のためには、個々人のビジネスパーソンの成長・活躍が必要不可欠です。
そのような中でも、大学生における社会人の割合が米国22%、韓国18%と社会人になっても学び続ける先進国のビジネスパーソンに対し、日本の同比率はわずか2%(OECD教育データベース[2009])。 これまでのように、業界や会社の将来性に頼るだけではNG。これからの社会で「食う・戦う・勝つ」ためのスキルとして注目される"ソフトスキル"についてご紹介します。

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急速に変遷する昨今のビジネスでは、理論や技術、手法といったハードスキルに加え、予測困難で答えが無い複雑な問題に自ら対応し、他者と協同して問題を解決して結果を出すための個々人の“ソフトスキル” が重要視されています。しかし、これまでの社会人の学習は、主に書籍から知識を得るか、教育機関または一般のセミナーに足を運ぶかに二分されていました。
「教えない大学」として2010年4月に開学以降、ディスカッションを通じて問題解決と実行のプロセスを徹底的に鍛え、自分の答えを求めていくプロセスを重視した学習環境を、時間と場所の制約を受けないオンラインで提供してきたビジネス・ブレークスルー大学では、これまで重視されてきたハードスキルに加え、それを使いこなすための“ソフトスキル”の習得を提唱・提供しています。

ビジネス・ブレークスルー大学:公開フォーラムレポート

フォーラムダイジェストムービー

藤原和博氏公演レポート

東京都において義務教育初の民間人校長を務め、現在著書『坂の上の坂』(ポプラ社、2011)が話題となっている藤原和博氏からは、「この40分で人生が変わる」との前置きから講演をスタート。
これからの社会では、1つの正解を導く「情報処理能力」から、より多くの納得解を導くことができる「情報編集力」が重要になるとして、「正解主義アタマ」を外すワークショップを展開しました。
また、自著の内容とも重ね、これからの人生観はひとつの山の頂上まで登る「富士山型一山主義」から、複数の山々が連なりいくつものピークを持つ「八ヶ岳連峰」へと変わっていくこと、新しい人生観の社会では、常に人生の複線=違う裾野を作り続けていくことが重要であると語りました。

キャメル・ヤマモト氏公演レポート

 

BBT大学経営学部教授であり、グローバル人事・組織コンサルティングの現場のプロフェッショナルであるキャメル・ヤマモト教授は、「多様な専門性を結合すること」をグローバル化の肝と置き、「専門性」「リーダーシップ」「外交力」の3要素がグローバルリーダーの要件として紹介しました。
さらに、「人ありき」で同じ運動を続ける日本的な人材フローと、「要件ありき」で場所に囚われないグローバル的人材フローをそれぞれ「緑」と「青」のやり方として紹介。これからは「緑」の強みを持つ日本企業に「青」のやり方を取り入れていくことが重要であると語りました。
最後には若手ビジネスマンへのメッセージとして各人の専門性を生かし、集約する「専門性の編集力」の重要性とそれを身に着けるための日頃からの訓練・長期ビジョンの必要性を伝えました。

トークセッション

 

講演者のお2人によるトークセッションでは、「もっとも重要なソフトスキルとは?」「それを持っている人物といえば?」「どうすれば身につくのか?」といったテーマのもと、会場も巻き込んだ熱い議論が交わされました。
まとめとして藤原氏からは自身の希少価値を高めることを表し、「レアカードになろう」との提唱がありました。そのためにやるべきこととして、人が行かない方へ行く「逆バリ」と、「100人に1人」の専門性同士を掛け合わせて「1万人に1人」の存在になる「掛け算の妙」の2点を挙げました。
また、キャメル教授からは、「やりたいことを書き出す」「10年先はもう始まっている」「まず3か月続ける、続けられることを見つける」の3点から、学習・実践を習慣化することの重要性が語られました。

「ソフトスキル」×「オンライン大学」の可能性

3組織変革のファシリテーション

科目の担当は、清水達也先生。
リクルート取締役常務執行役員(人材事業総責任者)を経て、現在はご自身で設立されたDEiBAカンパニーの代表取締役社長として、新卒の就職支援の新しいモデルを提供しています。
授業の目的は「効果的なコミュニケーションとプレゼンテーションの技法を体系だてて学び、そのスキルを向上させる」こと。 特色は、「リアルコミュニケーションを必須とする課題」です。
目玉は「清水先生その人との1対1での、スカイプ模擬面談」。内容はここでは明かせませんが、「リクルート 人材領域元総責任者との面談」。もしかすると一生であるかないかの機会かもしれません・・?
「ビジネスコミュニケーション力を鍛えるには、やはり対面でなければ」。そう思いがちですが、テクノロジーの進歩により、「オンラインだからこそ実現できる(しやすくなった)体験」もあると感じます。

3組織変革のファシリテーション

科目の担当は、キャメルヤマモト(山本成一)先生。
外務省、外資系人事・組織コンサルティング会社2社を経て、デロイトトーマツコンサルティングのディレクター。『世界水準の思考法』(日本実業出版社,2012)「グローバルリーダー開発シナリオ」など、著作多数のプロフェッショナルです。
この科目では「リーダーシップとは何か、どうすればリーダーシップを開発することができるか」(等)を学びます。
具体的には「講義を元にしたディスカッション」「自分自身のリーダータイプを知る」などをしつつ、最後は「リーダーとしての、未来の私の履歴書」を書きあげてもらいます。
レポートは段階的に作っていきます。その過程で学生一人一人は自分を振り返り、「どの様なリーダーになりたいか」を形にしていきます。その履歴書を、今後の「人生の羅針盤」として活用してもらう狙いです。
リーダーシップについて「体系的に」学び、自分に向き合い、自分の目指すリーダー像を形にする・・そういった経験がある方、意外と少ないのではないでしょうか?

3組織変革のファシリテーション

科目の担当は、森時彦先生。
神戸製鋼、GE Japan役員、テラダイン代表取締役を経て、チェンジ・マネジメント・コンサルティング代表取締役。日本ファシリテーション協会の設立に関わり、『ザ・ファシリテーター』(ダイヤモンド社、2004)、『ファシリテーターの道具箱』(ダイヤモンド社、2008)等多数の著書を手掛けるプロフェッショナルです。
この科目の目的は「悪い組織の習慣を改善し、成果を出すリーダーシップを身につける」こと。正にエキスパートである先生からの授業は毎回発見に満ちています。
また取り組む課題はずばり「職場で組織変革プロジェクトを立ち上げて、やってみましょう」。プロジェクトの進捗に応じて先生やLA(ラーニング・アシスタント)から的確かつ鋭い問いかけがなされ、結果はそのまま自分の仕事の成果へと反映されます。

科目を受講した学生の中には、自分の営業チームで業務効率化のプロジェクトを立ち上げ営業活動に充てる時間が実際に増加した等の報告が挙がっています。
全国各地に散らばる学生達が日々エキスパートのフィードバックを受ける。それぞれの仕事で学びを使い、その結果から新たな気づき・行動の変化を得る。オンライン大学ならではの可能性が詰まった事例としてご紹介します。

3月16日(土)、本授業の公開講座が開催されます。お申込は以下より。
http://bbt.ac/environment/event/list/seminar880.html