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教えない大学

University “not (only) teaching”
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育成方針「教えない大学」

学生をteachするのではなく、学生のlearnを促す教育

”Teach“の概念は教育においては間違いである

大前研一 著「知の衰退からいかに脱出するか」291頁

根底にあるのは、先生の役割とは生徒をteach(教える)することではなく、生徒がlearn(学ぶ)するのを手助けすることだ、という考え方である。

teachというのは、あらかじめ答えが一つに決まっていて、それを教え、覚えさせるという行為だ。learnの場合は、生徒が自ら学び、先生のアドバイスを受けながら、何通りもある答えを議論によって、あるいは想像をたくましくして考えだし、その一つを独自の答えとして選ぶ訓練をする。

大前研一 2004年3月19日寄稿

「教えない大学」といっても、何も教えないという意味ではありません。 『学生をteach(教える)することではなく、学生がlearn(学ぶ)するのを手助けすることに大学の役割がある』という考え方に基づいて学習を設計しています。

教科書に書いてあることを覚えても、仕事の現場では役立たないという経験を持つ方も多いと思います。「答えのない課題に集合知で取り組む」「実際にやってみる」等での数多くのトライが伴って初めてビジネスに役立つのです。

BBT大学の授業では「こういう場合、あなたならどうしますか?」という問いかけを数多く出していきます。例えば、数年後の未来を予測する「答えのない問題」や企画書制作などを実践し、知識のインプットだけでなく、頭と手を動かしたアウトプット学習を重視しています。

最後に例題をご紹介します。
実際に授業で出された問いかけですが、今のあなたならどうしますか?

あなたが民主党のXX総裁ならどのようにして捲土重来を果たすか?(1週間で自分なりの答えを述べよ。)

※2012年12月16日の衆院総選挙「直後」に出題
- グローバル経済と経営(大前研一学長)

今後、新興国でいけそうなモノ・サービスを考え、ビジネスプランを作成しなさい。

※最低5名以上とヒアリングする、または現地に行ってみる(任意)こと。
- 新興国ビジネス事例研究(椿進先生)

実在企業の仕事依頼を受け、そのオリジナル商品を開発・販売し、チーム毎に売上を競ってください。

デジタルマーケティング(菅野誠二先生)

BBT大学での「3つの学び方」

Three learning methods3つの学び方

答えの見えない21世紀、BBT大学は以下のインストラクショナル・デザインの工夫を織り交ぜて、講義を展開していきます。

実行しながら学ぶ:Learning by Doing

知識のインプットだけでない、頭と手を動かし、アウトプット重視の学習。アウトプット力を高めるため、仮想または現実のプロジェクトを多く取り入れて学んでいきます。

仲間から学ぶ:Learning through Communication

ほとんどの授業において、AirCampusと呼ばれるオンラインキャンパス上で、教師⇔学生、学生⇔学生、学生⇔LA(ラーニング・アドバイザー)の議論を通じた学習を実施します。講義動画は、その後オンライン上で仲間と議論するきっかけと位置づけています。

失敗から学ぶ:Learning from Mistakes

失敗から学んだことは忘れないものです。しかも、大学授業での失敗は完全なリスクフリーです。社会に出る前に、この大学で沢山失敗を経験しましょう。自らやりながら、失敗しながら学んだ内容を振り返る「省察」をカリキュラムに多く組み込んでいます。

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