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海外研究コース「シリコンバレー・スタンフォードVIAプログラム」
参加レポート
海外研究コース(シリコンバレー・スタンフォードVIAプログラム)
BBT大学の「自由研究Ⅱ」は、学生が自由にテーマを設定し、研究活動を行う科目です。2015年度春期には「海外研究コース」が新しく設置され、科目の一環としてスタンフォードVIAプログラムに参加が可能となりました。今回は、こちらのコースを選択し、プログラムに参加してきた井島七海さん(グローバル経営学科、2年)と、個人参加した源馬健二さん(グローバル経営学科、1年)に感想を伺いました。
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◆プログラム内容
スタンフォード大学内にある米国NPO団体VIA (Volunteers
in Asia)が主催する、アジア各国の学生向けの約2週間のプログラムです。このプログラムでは、大学生を中心とした参加者は、社会起業やリーダーシップを学ぶだけではなく、アジア各国から集まる学生たちとの交流を通じ、「グローバルな世界での自分」を徹底的に考え抜きます。
BBT大学からの参加者は、学内およびVIAの選考を通過する必要があります。科目の一環として参加する場合は、課題の提出と最終レポートで評価されます。
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企業への訪問やディスカッションなど盛りだくさんの一日
【参加者インタビュー】
◆プログラム概要を教えてください。
今回は、2015年7月20日~31日までの12日間のプログラムだった。フリーデイは土曜日のみで、とても濃密なプログラム。前半はワークショップや企業訪問が中心、後半はデザインシンキングというものをグループで行い、最終日のプレゼンに向けて準備した。(井島さん)
「ソーシャルイノベーション」を学んだ。奥が深いテーマなのと、2週間という短い期間であったため、学べる事に限りがあったが、多様な学生との交流や考え方の違いなどが非常に刺激になった。今回の参加者は男性5名女性10名。国籍は台湾、韓国、中国/香港、ミャンマー、日本。(源馬さん)
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リラックスタイムでの一コマ
◆プログラムで行ったこと、印象的だったことなど。
プログラムの中に「マインドセット」など、気持ちを重視するアクティビティが多かったのが印象的だった。また、実際に受けることでその重要性にも気づくことができた。デザインシンキングなど、メンターがフレームワークを紹介しながら、ものすごいスピードで進んでいく。追いつくことに精一杯だったが、新しい友人と新しいことに挑戦する時間は、本当に有意義だった。(井島さん)
デザインシンキングでは、自分が起業する場合にどうやってアイデアを形にするか、様々なメソッドを組み合わせながらグループで考えた。
また、レクリエーションも多く、クリップを渡されて街中で物々交換を行い、最後に一番高価なものを得られたチームが勝ち、というゲームが印象的だった。自分のチームはジュース1本と交換することができた。(源馬さん)
◆参加して変わったことはありますか?
他国の人とディスカッションをすることで、普段の自分の当り前が他の国の人との間では共有されているわけではないということを痛感した。その一方で、個人として雑談をする時は国の壁を感じなかったのも、振り返ってみると印象的だった。ワークショップでは具現化することの大切さを学び、将来に対しての心境の変化もあった。(井島さん)
多種多様な英語に触れ合えた貴重な体験だった。グローバル視点で物事を考えることができるようになった。実際にシリコンバレー等、アメリカの主要な場所を見ることで、経済記事の内容がより身近に感じられるようになった。帰国後、実際に自分でも起業してみたいと思うようになった。(源馬さん)
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レクリエーション要素の入った活動も多かった
◆英語でのコミュニケーションについて
先生たちの話すスピードがものすごく速いので、付いていくのは大変。それなりに英語力がないと厳しいと思う。香港をはじめ、他国の人は本当に英語が上手だった。また、積極的で好奇心旺盛な学生が多かったことも印象的。(源馬さん)
初めは大変だったが、仲良くなってくるとお互いの英語のレベルや人柄がわかってくるので、コミュニケーションに不安を感じたことはないが、ディスカッションでは伝えたいことが伝えられない、ということも多かった。(井島さん)
◆後輩たちへのメッセージ
すごく充実したプログラムだったので是非お勧めしたいが、楽ではないので本当に行きたいと思う人が参加するのが良い。他国の人がルームメイトという体験も貴重だったし、自分の中で今後やりたいと思うことを見つけるきっかけになったように思う。(井島さん)
他国学生との交流や人脈づくりに興味がある人にはお勧めのプログラムだと思う。アメリカの社会問題や海外の社会問題を探求したい人には良いプログラムだと思う。(源馬さん)
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白熱するディスカッション