満員御礼【7/31(金)東京開催】 IT Future Session vol.1「日本の教育 未来のために今できること グローバル時代のイノベーターを生み出すために」(鈴木寛氏、松浦貴昌氏、須子善彦先生)
※本イベントは終了しました。たくさんのご参加ありがとうございました。
ビジネス・ブレークスルー大学ITソリューション学科がお届けする
IT(= I: イノベーション × T: タレント )をテーマに未来トークを行うイベント、それがIT Future Sessionです。
初回は未来のために今できる日本の教育をテーマに、以下の3人によるセッション後、会場のみなさんとダイアログを行います。
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IT Future Session vol.1: 鈴木寛×松浦貴昌×須子善彦
「日本の教育 未来のために今できること 〜 グローバル時代のイノベーターを生み出すために」
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ゲスト・スピーカー:
鈴木 寛 (慶應義塾大学SFC 教授 兼 東京大学教授, 元文部科学副大臣)
松浦 貴昌 (NPO法人 ブラストビート代表理事)
ホスト・ファシリテータ:
須子 善彦 (ビジネス・ブレークスルー大学ITソリューション学科 専任講師, BADO株式会社 代表取締役CEO)
開催日時: 2014年7月31日(木) 19:00-21:30
第1部 トークセッション: 19:00-20:30
第2部 全体ダイアログ: 20:30-21:30
開催場所: ビジネス・ブレークスルー大学 麹町キャンパス 1F BBTラウンジ
参加費: 無料
定員: 50名 → 70名(増員しました) → 満員御礼!締め切りました(第一部のみustream中継,twitter中継します)ハッシュタグは #bbtuit
主催: ビジネス・ブレークスルー大学 ITソリューション学科
当日はお食事・飲み物の用意がございませんが、各自お持ちになっていただいてかまいません。
■満員御礼にて第一部のみUstream中継します。ハッシュタグは #bbtuit
■ホストが語る「今回のテーマについて」
グローバル化が進む今日において、日本の教育界においても世界に通用する人材づくりの必要性が叫ばれています。
私は、世界に通用する人材とは、「競争人材」ではなく「貢献人材」だと思います。
すなわち、単に個々人がスキルアップして競争を勝ち抜いてゆけばよい、といった低い目線の目標に留まるのではなく、
世界に貢献できる人材づくりです。
変化の激しい先の見えない未来社会における貢献とは?
それは、人びとに希望を与え、不安や対立を取り除き、社会や地球環境の安定的発展を生み出すイノベーション
ソーシャルイノベーションを生み出す才能人材を輩出してゆくことこそが、
今日まで科学技術や経済発展で世界に貢献してきた日本の役割、日本の教育の使命だと考えます。
一方で、教育分野に限るだけでも、日本の若者の多くが自己肯定感を持っていないという調査や、チャレンジしたくても経済的事情でできない子達が我が国においても増加しているなど、様々な課題をこの国は抱えています。
さらに、アニメ・芸能・ファッションなど日本が世界に誇るイノベーションや人材は「教育」の外で生まれているという指摘もあります。
少なくとも、昨今の教育のイノベーションの主戦場は、EduTechベンチャー等、新しいプレイヤーです。
そこで、ソーシャルプロデュース論を大学で教え、政治の世界でも教育の今と未来に携わってきた鈴木氏、
元バンドマン・高卒でベンチャーを起業しNPOで高校生・大学生を対象に生きるチカラの教育を行っている松浦氏、を迎え、
ホストである私須子が、最先端の教育イノベーションの一角を占めるビジネス・ブレークスルー大学での実践を交えながら、
これからの日本の教育において、向こう10年間のスパンを見据えて、今できること、すべきこと、したいこと、を参加者のみなさんとディスカッション、ダイアログしながら、具体的なアクションを生み出していこう、というのが会の趣旨です。
例えば、前述した国内課題の多くは後に他国も直面する課題でもあり、解決への取り組みとその「輸出」は世界への貢献と思います。
本当のグローバルは、海を越えた向こう側にあるのではなく、目の前のフィールドにあるのです。さあ手を取り合ってアクションしましょう。
■ゲスト紹介
■鈴木 寛 氏
1964年生まれ。東大法学部卒業後、1986年通産省に入省。
山口県庁出向中に吉田松陰の松下村塾を何度も通い、人材育成の重要性に目覚め、通産省在任中から大学生などを集めた私塾「すずかんゼミ」を主宰した。
省内きってのIT政策通であったが、「IT充実」予算案が旧来型の公共事業予算にすり替えられるなど、官僚の限界を痛感。
霞が関から大学教員に転身し、その後の脱藩官僚の草分けとなる。
慶応大助教授時代は、徹夜で学生たちの相談に乗るなど熱血ぶりを発揮。
現在の日本を支えるIT業界の実業家や社会起業家などを多数輩出する。
2001年参議院議員初当選(東京都)。民主党政権では文部科学副大臣を2期務めるなど、教育、医療、スポーツ・文化を中心に活動。
党憲法調査会事務局長、参議院憲法審査会 幹事、超党派スポーツ振興議連幹事長、東京オリンピック・パラリンピック招致議連事務局長、超党派文化芸術振興議員連盟幹事長、日本ユネスコ委員などを歴任。
2013年参議院議員選挙(東京都)にて惜敗。
現在、東京大学公共政策大学院教授、慶應義塾大学政策メディア研究科兼総合政策学部教授、社会創発塾塾長、日本サッカー協会理事
■ホストから見たゲスト紹介
鈴木さん(以下、すずかん)は私の大学時代のゼミの先生でソーシャルイノベーションとはじめて出逢うキッカケをくださいました。
当時のすずかんさんは今の私に近い年齢。知的好奇心やワクワク・ドキドキ、実社会とつながった活躍のフィールド、思う存分失敗できる環境など、あの頃、すずかんゼミや慶応SFCに与えていただいたことは、私の根幹に今なお強く存在しています。
その恩送りとして、ビジネス・ブレークスルー大学において、それ以上の環境やチャンスを学生に提供すべく、今の仕事をしています。
一般にはクールな政治家の印象があるようですが、当時はもちろん、
今でもゼミのあとは深夜日付が変わるまで学生の相談に乗るなど、情熱的で学生思いの教育者です。
徹底的に学生の主体性を重視するゼミからは、卒業生としてNPOカタリバの今村久美さんなど多くの社会起業家・教育ベンチャーの創業者を生み出しました。
■松浦 貴昌(まつうら たかまさ) 氏
・NPO法人ブラストビート 代表理事
・株式会社フィールビート 代表取締役
・ギフト経済ラボ 創業者
1978年生まれ。4人兄弟の長男として名古屋で育つ。
中学時代、学業成績が学年でワースト5に入る典型的な落ちこぼれで、の一時期は酷いイジメにも向き合った。
高校からバンドでベースを始め、高校生にして自らライブをプロデュース、以後CDやDVDのリリース、全国ツアーをするなど精力的に活動するが、26歳にて諸事情によりバンドを脱退。(その間職種は30種類以上)
高卒だったため就職は困難を極め、大前研一氏(ビジネス・ブレークスルー)のアタッカーズビジネススクールに入塾することに。
無事卒業し、バンド脱退から14ヶ月後、2006年にWEBマーケティング会社「株式会社フィールビート」を立ち上げ、代表取締役に就任。
その後、会社運営と平行して、途上国の支援活動を始め、カンボジアの孤児院をまわって絵本の読み聞かせの文化を広める活動や、フィリピンに小学校をつくる活動などに参画。
2009年、アイルランドやイギリスで活動しているNPOブラストビートのドキュメント映像をテレビで視聴したことをきっかけに、日本での立ち上げに奔走・日本の代表となる。音楽ビジネスを仮想体験させるという教育プログラムの提供を通して、これまで500名を越える高校生・大学生に向けてアントレプレナーシップや自分らしく生きる力を伝えてきた。
2012年より、「ギフト経済ラボ」を立ち上げ、繋がりをつくり、ギフトや贈与で様々なものが循環する社会を研究中。現在はこれまで経験を活かし、他のNPOや企業のアドバイザーとしても活動中。
趣味は、探究すること、植木・ガーデニング、瞑想など。
■ホストから見たゲスト紹介
松浦さんは、私の同世代の社会起業家で、私も数年前よりNPOブラストビートの活動をサポートしてきました。
NPOブラストビートは、高校生・大学生を対象に音楽×ビジネス×社会貢献をテーマにした教育プログラムを実施する団体です。
お互いはじめましての高校生・大学生同士が7,8人でチームを組み、仮想の会社を創って3ヶ月で音楽イベントを実施、その収益の一部を自分たちが選んだNPO等に寄付をするというもので、会社理念・イベントコンセプトの考案、会場・アーティストの手配、広報・チケットの販売まですべて高校生・大学生が行います。
その過程で、考えの異なる他者と一つの物事を成し遂げる大切さや、他者に意見を伝えたり本音をぶつける勇気、社会との具体的な繋がり関係性づくりを行うのですが、これこそ先の見えないこれからの時代を生きる子ども達に体験させてあげたい教育の一つと私は考えています。
並行して、松浦さんは、全国の様々な高校においてキャリアに関する講演活動や、前述したプログラムの実施を行っています。
また、「ギフト経済ラボ」の哲学にも共感です。同世代の起業家同士であり、これからの人材育成には競争ではなく協働が重要という点で未来ビジョンが似通っている一方で、それまで歩んできた学歴やキャリアは正反対にある点も、今回の対談では楽しい話題を提供してくださると思っています。
■IT Future Sessionとは?
BBT大学のITソリューション学科の教員が学生や大学スタッフと連携して、月1回のペースで継続的に
開催していくイベント。学内外から参加者を募って、未来志向でダイアログを行い、知識創造・イノベーションを
起こしていきます。
ITは、Information Technologyという元々の意味に加え、BBTが育てる人材像として
Innovation(イノベーション)× Talents(才能人材)という意味を込めています。
参加申込は締め切りました。沢山のお申し込みありがとうございました。