【高等学校向け出張授業】やさしい問題解決入門~難しい問題から逃げずに「自分の答え」をつくる3つのステップ~
100%オンラインで経営学士の学位を取得できる日本初の大学(※1)であるビジネス・ブレークスルー大学(所在地:東京都千代田区、学長:大前研一、以下BBT大学)では、「生徒の興味や強みを活かす」テーマ(※2)を選び、学生/教員によるアクティブ・ラーニング(参加体験)型の出張授業を全国の高校を対象に実施しております。今回は、弊学の必修科目の1つ「問題解決」をご紹介いたします。
登壇者紹介
冨岡 武(とみおか・たけし)
経営学部グローバル経営学科 准教授
問題解決基礎1、卒論ゼミ「問題解決プロジェクト」担当
Will & Skills ファシリテーター/コンサルタント、Be-Nature School ファシリテーション講座 講師
筑波大学 第一学群社会学類卒業、BBT大学大学院 経営学研究科修了(MBA)
共著:「ファシリテーション−実践から学ぶスキルとこころ」岩波書店、「組織バリュー・マネジメント入門−組織のコンピテンシーを高める」生産性出版など
ブリヂストン、アンダーセン、デロイト トーマツコンサルティングのシニアマネジャーを経て独立。2003年中野民夫氏(現東京工業大学院教授)にファシリテーションを学ぶ。以来、約20年に渡りファシリテーターとして、「KY(答えを読む)からKT(答えを創る)」をコンセプトに、グローバル企業のリーダー育成から大学生の問題解決プロジェクト(卒論ゼミ)まで、多様な人と組織を対象に「大切な問題を自分(たち)で考えて解決する」ワークショップ、参加体験型研修(アクティブ・ラーニング)、問題解決プロジェクトを数多く企画・実施している。
趣味は写真、トライアスロン、自転車旅。父娘(小6当時)で自転車の台湾環島1000kmに挑戦して完走するなど、プライベートでも難しい問題解決を楽しんでいる。
問題解決力とは
主に外資系の経営コンサルティング分野や日本の製造業におけるカイゼン(改善)活動などで、「難しいこと」を考える際に活用されてきました。世界経済フォーラム(ダボス会議)が発表する「2025年に重要となる10のスキル(TOP10 Skills of 2025)」では、「問題解決力」に関わるスキルが5つを占めており(※3)、単純な正解が見えない世界情勢と相まってその必要性が高まっています。日本における小中高の学習指導要領でも「主体的・対話的で深い学びの実現に向けた授業改善」の方向性の1つとして、各教科と総合的な学習(探求)における「問題発見・解決能力の育成」が掲げられています(※4)。ビジネス・ブレークスルー大学では「答えがない中で自ら考え、自分だけの答えを導き出す」ことができるグローバル人材の育成を理念とし、2010年4月の開学以来、「問題解決」を必修基礎科目として採用してきました。問題解決は音楽やスポーツと同じ様に練習によって誰でも身につけることができます。
弊学での取り組み事例
問題解決力は経営、起業、仕事はもちろん、大学生・高校生が直面する様々な「難しいこと(勉強、部活、人間関係、就職、夢、困難な状況 etc.)」を考えるときにも役に立ちます。弊学の卒業論文ゼミでは「事業計画」、「研究論文」と並んで「問題解決プロジェクト」を採用しており、学生たちが「難しいけれど何とかしたい」困難な状況や実現したい夢をテーマに問題解決に取り組んでいます。下記は2022年卒業生が、就職活動を前に「自分の困難な状況」に正面から向き合って解決した「問題解決プロジェクト」の取材記事です。問題解決の具体的なイメージを持っていただく参考としてご一読いただけましたら幸甚です。
「9年間苦しみ続けた過敏性腸症候群に打ち勝つプロジェクト」
前半:https://bit.ly/3wbWzMc
後半:https://bit.ly/3HczLSF
問題解決力を身につける3つの意義
・問題解決力は、人生の様々な難しい場面で自分を助けてくれます
・問題解決力は、周りの大切な人を助ける勇気を与えてくれます
・問題解決力は、難しいことに取り組んだ経験/解決した経験を通じて自信を育てます
出張授業の目的とゴール
目的:問題解決の基本となる3つのステップを知り、自分の問題で体験練習をする
ゴール:難しいことをもっと自分で考えてみたい気持ちが少し強くなってくる
出張授業の実施イメージ(内容、時間、回数は応相談)
・はじめに 授業の目的とゴール、大切にしたいルール、みんなで一言チェックイン など
・ミニ講義 問題解決とは、問題解決の3つのステップ「問題〜課題(解決の鍵)〜解決策♪」
STEP1:問題は与えられるもの?自分で決めるもの?
STEP2:絶対に外せない「解決の鍵」を考えている?
STEP3:解決策はそれだけ?大切なのはすぐできることではなく、○○があること
・体験ワーク① ミニゲームで考えてみよう(もし自分なら…)
・体験ワーク② 自分の問題を考えてみよう
・おわりに AIが教えてくれる時代に自分で考える価値って何だろう?
参加対象 〜こんな方にオススメです 〜
・全国の高等学校の生徒とその教育に携わる方
・問題解決に興味がある方
・アクティブ・ラーニング(参加体験型の授業)、探求学習のつくり方・進め方にお悩みの方
まずはお気軽に以下よりご相談ください。
(※1)100%オンラインで経営学士の学位を取得できる日本初の大学・・・100%オンライン大学での学士取得において、特区832制度を用いている経営学ではBBT大学が日本初
参考:インターネット大学に関する特区(特区 832)について(文部科学省ウェブサイトより)
https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/koutou/053/gijiroku/__icsFiles/afieldfile/2013/06/26/1336757_01.pdf (2022年7月)
(※2)これまでの出張授業のテーマは、SDGs、ダイバーシティ、キャリア教育、DX(デジタルトランスフォーメーション)といった様々なテーマにおいて、学生・教員による全国の高校を対象にした出張授業を実施しています。
(※3)出所:文部科学省HP 学習指導要領「生きる力」>主体的・対話的で深い学びの実現に向けた授業改善
(※4)出所:WORLD ECNOMIC FORUM “The Future of Jobs Report2020–Top 10 Skills of 2025”
その他の出張授業テーマはこちら
ご質問や不明な点は お気軽に下記までご連絡ください。
ビジネス・ブレークスルー大学 入学相談室
Mail:bbtuinfo@ohmae.ac.jp
TEL:0120-970-021 (平日 月∼金:9:30∼18:00)