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経営者として結果を出すリーダーになる。

亀岡 祐治
オリジナルウェア専門店2代目社長

刺繡を強みとしたオリジナルウェアの専門店、株式会社カメオカの2代目社長。 カメオカは1981 年に父が神奈川県横浜市で創業した企業。自身は営業会社での経験などを経たのち、20年前にカメオカに入社、のちに事業を承継。

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経営に終わりはない。だから学び続ける。

事業が軌道に乗っていればいるほど、会社にとっての次の目標やそのための戦略を考え続ける必要がある。亀岡さんは受け継いだ家業を経営する中で、「自分よりも優秀な人や刺激をくれる人に囲まれること」で自分を鼓舞し、限界を突破しようと励んでいるという。その学びと実践のストーリーを伺った。

いつか何とかしなきゃ。その時がついにきた。

株式会社カメオカは、父が創業した会社です。父はいわゆる昭和の社長という感じで、傍から見て、事業に貢献するとは考えにくいような意思決定をすることもありました。父も母も一生懸命に仕事をしており、生活に困ったことはありませんでしたが、業績が良いという話は、子どものころからあまり聞きませんでした。

私は民間企業で営業などを経験しながらキャリアを築いていましたが、父の会社については「いつか何とかしなくては」と思っていました。20年ほど前に、ついにカメオカに入社しましたが、そのときはまだ自分が会社を継ぐ、継がないということは考えていませんでした。当時の従業員に混ざって、現場の仕事や営業を覚えて、一緒に業績を良くしたい一心で働きました。

しばらくして、父の体調の都合もあり、私が代表を引き継ぐことになりました。代表になる前から経営についての本などを読んで勉強しており、それらを基に事業に関する決定はすべて私が行っていたので、自然な流れでした。

業績はすでにそれほど悪くありませんでした。ただ、会社を継続していくためには、そうした学び方も限界かもしれないと感じていました。

そんな時に、たまたまインターネット検索で「リーダーシップ・アクションプログラム」について知りました。運営していたのが、自身が読んでいた本の著者でもある大前研一学長であることから、とにかく飛び込んでみようと決めました。

学び始めの成長痛。優秀な仲間との差が私を駆り立てた

リーダーシップ・アクションプログラムでは、1年間かけて、業界分析や市場分析などの経営スキルを学ぶことに加え、組織構築力などの「人を動かす力」を鍛えます。

参加者は、同年代の方が多くいましたが、MBAホルダーや企業の役職者など世の中の優秀な人に囲まれて、自分が浮いているような感覚になりました。

事業戦略を論理的・計画的に考える知識やスキルの差も感じましたし、どのように言語化するとよいのかを考えているうちに、いつも発言が出遅れてしまい、悔しさをとても強く感じたことを覚えています。

自分が経営に関する勉強をしていないという引け目を感じてしまっているせいもあったと思います。「もっと学びたい」と思った気持ちのままに、BBT大学への入学を決めました。

学びの成果は職場に還元し、実践することで理解を深める

大学の勉強の中でも、リーダーシップ系や財務会計の科目はすぐに普段の業務に使える内容だったこともあり、おもしろかったです。

当時、刺繍工場の責任者の急な退職に際して、後任の人や体制についてどのように決めたらいいかという問題がありました。刺繍工場の運営については、私が具体的な状況を把握しているわけではなく、トップダウンで人事等を決められる状況ではなかったため、現場スタッフ同士による主体的な話し合いの場を設ける必要がありました。

その際受講していた「組織変革のファシリテーション」では、この問題を解決するための大きなヒントになりました。

講義の中では、「仕事を減らす」「会社のビジョンを考える」など、いかにも話し合いに難儀しそうなテーマのファシリテーションを例に取り上げていました。参加者が安心して発言するための場づくりのコツ、内発的動機を高めたり損なわないようにしたりするための問いかけのコツなどを知ることができました。

さらに実際にどのように話し合いを進める想定なのかを書き出し、AirCampus上で講師やラーニングアドバイザーに共有し、改善案をもらったりもして、実際の場でのイメージトレーニングもできました。

それらを踏まえた実際の職場での話し合いは、現場スタッフの思考のプロセスをデザインし、前責任者の仕事の洗い出しや影響範囲、今後の体制について、2時間のセッションを5、6回設定して進めました。大変多くの時間を費やしましたが、それだけ従業員間の関係性づくりが重要だと、実感したからです。結果、現場の方が納得するやり方で仕事が流れるようになり、仕事の効率も職場の雰囲気も改善しました。

ファシリテーションの知識を知って、やってみれば簡単なことで「そりゃそうだよね」と思えても、知らなければやりようがありませんでした。知識を持っているかどうかで、全く異なる意思決定をする可能性があるということに気づかされた経験でした。

財務会計も同じように、知らなければ見過ごしていた情報や事実も、財務の知識があるからこそ見えてくるという経験をしました。世の中のいろんな知識を得ることで、新しい考え方ができるようになることは、学びを続けるモチベーションにもなっています。

学びの中で、自分の使命に向き合う

大学在学中、このまま会社を続けていくのかをぼんやりと悩んでいることがありました。

その時にちょうど、「リーダーシップ」の授業の最終課題で、「自分の情熱」や「情熱を体現した構想」について書くことになり、自分自身について深ぼる機会が訪れました。

課題を通して、私自身は「経営者として結果を出せるリーダー」になりたいと言語化しました。さらに、最終課題で設定した今後の目標に対して、講師からは以下のフィードバックをもらいました。

亀岡さんは、その時点で亀岡さんにとって最適な目標を設定することにおいて卓越しています。きれいごとでなく、ほんとうに必要なことに基づいて目標化し、その目標をたてることで亀岡さんの全力が動員されるような、そういう目標になっていると思います。二つ目はまだ未達ですが、5年後にはおそらく達成されるのでしょう。そして5年後、今の目標が達成された暁には、亀岡さんはまた、目的がなくなってしまい、ずいぶん悩み、そして、悩んだ結果、新しい目標をたてることになるでしょう。いずれにしても、BBT等での学習や仕事や生活は、すべて、亀岡さんの目標設定力という天与の才を活かすための材料や手段として活用するとよいでしょう。

今悩んでいるのは目標を達成したからなんだ、それでも自分はまた目標を見つけて、このまま経営を続けていくんだろうと、腹落ちしたんです。このことから、経営を続けていこうという決心がつきました。

この先5年は、卒業論文として作成した事業計画に沿って、経常利益1億円を維持することや今の売り上げ規模の拡大に全力を注ぎたいと考えています。

成長を続けるためには、優秀な人に囲まれる

業績が良いということは、新しい挑戦が降ってくるということでもあります。有能な社員が働き続けたいと思う職場にするためには何が必要だろう、市場規模が今よりも大きいところはどこだろう、売上30億を目指すには何が必要だろう…など、この先のことを考えるとキリがありません。

それらの考えを目標に変え、戦略を立て、実行し、成果を出すまでには、さまざまな我慢があったり、自分の限界を突き破ったりすることは避けられません。

優秀な人に囲まれることで、挑戦に立ち向かうために自分に足りないスキルが気づけたり、自分一人では考えつかないような目標をヒントとしてもらえたりします。

先ほどのフィードバックにもありましたが、私は新しい目標ができると情熱が湧いてくる性格です。そのため、常に自社よりも業績のいい会社の話や成長している会社の話を聞いてエネルギーを蓄えています。会社にとっての新しい挑戦を乗り越えるために、これからもずっと学びを続けていきたいです。

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