ダイバーシティとインクルージョン
教員紹介
科目概要
ダイバーシティとインクルージョンの本質について、ダイバーシティの様々な側面や国際的に検証されたビジネスや組織に与える影響などを踏まえて学ぶとともに、ダイバーシティ推進の成果、インクルージョンの果実を得るための個人の行動変革、組織マネジメントのあり方について学ぶ。
目的とゴール
近年、グローバルでのダイバーシティ&インクルージョンに対するニーズは広がりと深化を見せており、その視点は人権、サステナビリティ、コーポレートブランディング、人材開発・育成、組織開発など多角的である。
一方、日本の組織では、女性活躍推進や障がい者雇用促進など、法令順守のための取り組みは勧められてきたものの、上記のような様々な視点が十分考慮されないままグローバル潮流に表面追随する形で、女性活躍はもう古いのでダイバーシティとインクルージョンに看板を掛けかえるといった動きがみられることが多いのも否めず、結果的にグローバルと相対的に見た際の成果は、いずれのダイバーシティ領域においても十分とは言い難い状況にある。
本科目では、ダイバーシティとインクルージョンの本質を理解し、個人としてまたは組織として、成果につながる変革に寄与できる方策を身につけることを最終ゴールとする。
具体的な達成目標は以下のとおりとする。
・ダイバーシティとインクルージョンの本質的な意味とビジネスや組織に与える影響を理解する
・自他における無意識の偏見の発現とその影響について理解し、それをマネジメントする方策を知る
・マイクロアグレッション(日常における些細な疎外的言動)について理解し、それらを防止する方策を知る
・インクルーシブリーダーシップについて理解し、自らのリーダーシップの特徴に合わせて用いることができる
・D&Iを推進する際に必要となる組織構造的な要諦を理解する
・日本におけるジェンダーダイバーシティの立ち位置と意味を理解する
・マジョリティの特権を理解する
・D&Iに関する学びを自らのキャリア、職務における実践的なネクストステップに反映できる
こんな人におすすめ
企業経営に携わりダイバーシティとインクルージョンの本質を理解し、自社を変革したい方。ダイバーシティとインクルージョンの担当者として、推進する際の組織的な要諦を理解したい方。
受講生の声
- ダイバーシティとインクルージョンの概念と具体的な事例を学ぶことができた。
- 今社会で何が起きていてどんな変化が求められているのかについて理解できた。
- ダイバーシティと自分の会社はどういう向き合い方をすればいいのか” を考えさせる機会をくれた。
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