【映像あり】イベントレポート┃ SFC出身者・海外大学出身者が語る！自分らしく生きるための「学歴の真価」

100％オンラインで経営学士を取得できる日本初の大学ビジネス・ブレークスルー大学は、2024年1月16日、『SFC出身者・海外大学出身者が語る！自分らしく生きるための「学歴の真価」』と題してセミナーを開催しました。今回はそのイベントレポートをお届けします。

多様な価値観と働き方が広がりを見せている現代。自己成長の軸やキャリアの方向性を見つける必要性が謳われる一方で、学歴がキャリアに大きく影響するような考え方も根強く残っているのではないでしょうか。本セミナーでは、VUCAの時代を生きるのに「どの大学で学ぶか」がどのような価値をどのくらいキャリアに及ぼすのかについて、慶応SFC出身の東氏と、海外大学出身の大谷氏をゲストにお呼びし、彼らの経験に基づいた考察を提示しました。

動画の内容

大学生活から得たもので、今も役に立っているのは...

東さん　：実践しながら、知識を統合させて身につける姿勢
大谷さん：移り行く関心を純粋に追いかけて学び続ける楽しさ

二人に共通していたのは、大学時代には幅広い分野のことに触れたことです。さまざまな研究室を渡り歩いたり、リベラルアーツのカリキュラムや年齢やバックグラウンドの異なる学生から刺激を受けたりしながら学びました。

大学時代にしか経験できないことや、思いきり飛び込める世界を味わいつくすことで知的好奇心を養われてきたのが、お二人の話しぶりからも伝わります。大学での学びと自分が身をおく社会を結びつけることで、就活に限らず、長い目で見たキャリアにも良い影響があると考えられます。

学歴も評価されるけど...

東さん　：学歴の評価＝自分への評価ではない
大谷さん：学位は中立的な指標。学校歴はローカルな価値。

キャリアを長い目で見たら「実力」が大事、というのはよく言われる話です。慶應SFC卒の先輩の優秀さから自身も同様に評価してもらえたり、海外大学卒の学生採用に力を入れる企業もあったりといった経験も話されました。それでもなお、「個人」が見られることに変わりはなく、実力に投資することは不可欠と、ここでも強調されました。

大前学長の「自分の名札と値札をつけられる人になる」といった言葉も引用され、自分はどんな人間で、どのくらい価値があるのかを自分で定義することの重要性にも触れました。

学歴に関係なく、高校生が起業したり、社会人が大学に行ったりする動きが日本でも広がっていることについて、自分が何をしたいのかを具体的に考え、行動できる選択肢が増えている状況には肯定的な見方を共有しました。行動する中で、必要に感じたことを学び続けることが、学びの質をあげることにも、さらにキャリアを拓くことにもつながるとの考えを強調しています。

大学って何のためにあるの？

東さん　：腰を据えて「変わる」力をつけるため
大谷さん：学びの土台をつくるため、一人だけでは学べないことを知るため

4年も過ごす大学を学歴だけで決断したり、学歴のためだけに大学に進学する人は稀でしょう。

両者とも、知識が陳腐化するサイクルが早くなっている現代においては、理論だけでなく実践を伴って学ぶこと、学び続けることが必要であると話しました。若い方にはその土台をつくる期間として、社会人経験を積んだ方にはアンラーニング（過去の知識や価値観を見直し、新しい知識やスキルを身につけること）の期間として充実させることを提案しました。

独学でスキルを得られる教育コンテンツなども多くなった昨今に、あえて大学で学ぶとすれば、ロールモデルを見つけたり、さまざまな観点でのディスカッションを通して一人では気づけなかった考え方を身につけたり、同じ志のクラスメートと一緒に成長する経験ができる点が大きいと話しました。

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