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2024/4/19

BBT大学の卒論は熱量が違う!大学でのリカレントで培う構想力×突破力

ビジネス・ブレークスルー大学(以下、BBT大学)の4年生は、卒業論文という必修科目を受講します。ゼミ形式で教員やLA(ラーニングアドバイザー)と一緒に事業計画を立てたり、自分で決めたテーマについて研究論文を書いたりします。

社会人が書く卒業論文というと、どのようなものをイメージされますでしょうか。仕事や家庭の都合で忙しいのに、それに加えて膨大なレポートを提出することなんてできるのだろうかと不安に思う方もいらっしゃるかもしれません。

BBT大学の卒業論文は、BBT大学で学んだ内容を実際の業務やキャリア、人生にどのように応用させるかを考え、実践してもらう機会として学生に活用してもらっています。多くの学生は「卒業のための卒業論文にしない」ことを意識し、卒業を新たなステージのはじまりとするチャンスに変えています。

本記事では、実際の学生の卒業論文を一部ご紹介するとともに、科目担当の教務スタッフ塩沢さんにインタビューをした内容をまとめました。

◆実際の学生の卒業論文を紹介!

筆者:
2024年の卒業生が書いた卒業論文テーマのカテゴリは以下のような割合となっています。

塩沢さん:
近年は概ね上記のような割合で、4年間経営学を学び、実践してきた成果として事業計画を立てる方が多く見られます。

筆者:
問題解決のカテゴリは、どのような例がありますか。

塩沢さん:
身の周りの課題から、地域貢献や社会性を意識した取り組みが多いです。

少し前の例ですが、「過敏性腸症候群」という持病に悩まれている学生さんが、自分の過去の経験から、いつ、どのような状況で発症したかを洗い出し、検証し、持病を克服するという卒業論文がありました。さらに彼女は、そのアプローチを他の人にも役立てるようにとまとめています。

「9年間苦しみ続けた過敏性腸症候群に打ち勝つプロジェクト」

前半:https://bit.ly/3wbWzMc
後半:https://bit.ly/3HczLSF

筆者:
事業計画も、取り扱われるテーマに学生さんの個性や専門性が出ていますよね。
今年だけでも、ラグビーや物流、サーフィン、教育、海外ビジネス、雑貨、生成AIなど、ご自身のやりたいことや関心のあることに経営学を紐づけているのをみて、経営学っておもしろいなあと感じました。

塩沢さん:
2024年の最優秀卒業論文に選ばれた畠山睦実さんの「こども向けプロテイン」の事業計画は、ご自身の子育ての課題から、同じ悩みを抱えるママ・パパに向けたサービスになっています。

学部長賞に選ばれた新井清史郎さんの e-sports を通じた子どもたちの教育も、不登校などの社会問題と、自身が e-sports を通じて成長した体験を掛け合わせています。

お二人は自分の経験から、同じ悩みを経験している人や社会問題にアプローチする手段としてビジネスを発想され、実践をされています。

今回この2つが特に評価されたのは、実践・行動力の部分です。

どの事業計画も、基本的にプロトタイプをつくったりテストマーケティングを行ったりします。ただ、このお二人はすでに顧客にサービスを提供し、対価を得て、顧客からもサービスへのフィードバックをもらえているという点で説得力がありました。

蓮輪宏美さんの、40-50代向け集合住宅のアイデアは、高齢者の独居にまつわる社会問題を解消するために「新しい暮らし方」を提案するものです。ご自身のペインを起点に、大変スケールの大きな取り組みを具体的なアクションプランとして見せてくださっています。

塩沢さん:
事業計画も問題解決も、学生のアクションを支えることで、自分も社会課題解決や人のための事業の一端を担えていると思えることは、この仕事の醍醐味だと思っています。

筆者:
学位授与式の式典で改めて「BBT大学憲章」を目にし、「知的創造と開拓者精神」をもって「社会に貢献する」という大学の理念をまさに体現しておられる卒業生の姿に、胸が熱くなりました。

◆科目「卒業論文」履修の流れ

筆者:
卒業論文は完成まで1年間かけて取り組みますが、どのような流れで進んでいくか簡単に教えてください。

塩沢:
まず、学生は卒業論文を担当している教員のリストから自身のテーマに合致する教員を選びます。この段階が、一番学生から相談を受けます。

◆卒論を左右する教員との事業観マッチング!教務スタッフのこだわりポイント

筆者:
教員選びの際には、どのような相談をもらうのでしょうか。

塩沢さん:
BBT大学の卒業論文の多くは、事業計画にしても問題解決にしても、学生のキャリアや人生に関わる内容です。そのため「卒業のための卒業論文」ではなく、その後の「人生を変えるきっかけ」としての卒業論文にするという思いで、学生も教員も取り組みます。

そもそもテーマが定まらずに教員を選べない学生には、自分の関心のあることや事業アイデアをある程度具体化する期間を設けてから卒業論文の履修をするようにスタッフが促すこともあります。卒業後のキャリアや人生を考えるために、自分に向き合ってもらえるような科目の提案をしたり、数か月に1回面談を設けて進捗を聞いたりして、卒業論文に打ち込む準備をします。

教員の専門領域と、学生の研究を希望する領域が合致していることが大前提ですが、同じテーマを扱う教員が複数いる場合や、取り組みたいテーマを扱う教員がリストにない場合は、学生自身がどのように進めたいか、どんな教員と取り組みたいかなどを聞きます。

筆者:
同じテーマを扱う教員が複数いる場合には、どのようにしてゼミを決めるのですか。

塩沢さん:
卒業論文の指導教員には、テーマに独自のアイデアや本人が取り組む意義が入っているか、取り組みへの思いなどを特に重視する教員もいれば、事業計画のスケールやインパクトを重視する教員もいます。学生が事業計画を作る上で何を大事にしたいのか、強化したいのかによって、同じ価値観・熱量の教員と一緒に取り組むことで、最後まで学びに熱中してもらえると実感しているので、この点に注目してゼミを決めます。

また、1年間の長丁場となりますので、相性も重要だと思っています。そのため、学生と教員でゼミ決定前に面談をし、お互いに合意した上で進める場合もあります。例えば、サーファー向けの事業を計画したいという学生には、サーフィンを趣味にされている教員を紹介したりもします。

◆ゼミの中でのブラッシュアップ

筆者:
ゼミが決まったら、どのように進めていくのでしょうか。

塩沢さん:
半年かけて卒業論文のアウトラインを決めます。卒業論文に事業計画を書く方は事業アイデアを具体的にしたり、研究論文に取り組む方は先行研究を読み込んだりします。

さらに3か月ほどでアウトラインに肉付けをしたら、「中間プレゼン」でゼミの指導教員以外の教員からも複眼的にフィードバックをもらいます。この頃には学生の中でも軸が定まっているので、客観的なフィードバックを得たり、担当教員と同様の指摘を他の教員からもされることで指摘への納得感が高まり、それぞれの取り組みがブラッシュアップします。

学生は1年間を通して、概ね月に1回は教員やLAとZoomでMTGをしたり、AirCampus上でディスカッションをしたりします。事業に課題が見えたら、教員やその人脈から情報提供してもらうなど、実際のキャリアの中で行動することを前提に、フィードバックをもらったりしています。

◆成果発表会

筆者:
卒業論文がそれだけ学生の強い思いを中心に出来上がっているからこそ、BBT大学の卒業論文成果発表会は独特の雰囲気があるように感じます。

塩沢さん:
教員やLAも、AirCampus でのディスカッションや、Zoom での個別MTGなどを通して長期間「一緒に考え抜いてきた」という思いで成果発表会に臨んでいます。答えのない、その人なりの生き方やビジネスに寄り添って、その人の1年間の考えの変化や努力の軌跡を見てきて、最後に学生の背中を押す、そんな場になっていると思います。

ハイブリッド開催の成果発表会。海外から応援コメントを届ける担当教員

筆者:
どの学生の発表の後にも、「OOさんは最初からこんな思いで取り組んできた」「いろんなモデルを考えてヒアリングをしていた」「マネタイズに懸念があったけど、ビジネスとして成立させたOOさんから私も学んだ」と担当教員がコメントする姿が印象的でした。

塩沢さん:
成果発表会の場は、もちろん最終の評価と、フィードバックをもらう機会ではありますが、次のアクションにつなげることも目的にしています。

実際に、「AさんとBさんのアイデア掛け合わせたらおもしろいんじゃない?」なんて教員の言葉をきっかけにしたり、学生同士が「自分とビジョンが似ている」ということでコラボレーションする機会になったり、すでに卒業した学生を紹介するきっかけになったりしています。 

筆者:
どの先生も、「これからも頑張ってください」だけではなく「今度一緒にOOしましょう」「OOさんがこういう姿になるのを楽しみにしています」などと今後も関係性が続く前提でお話されていましたね。

塩沢さん:
実際、卒業してもBBT大学のコミュニティに関わってくれる学生は多くいますし、卒業生のお店に教員が顔を出したり、一緒にビジネスをする例も1つや2つではありません。

筆者:
手軽に一人で知識を得ることができる時代ですが、コミュニティで考えて、実践して、育てたものを分かち合う経験に関心を持って下さる方には、どんどんBBT大学の門戸をたたいてほしいですね。

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BBT大学では幅広い年齢・バックグラウンドの学生が「キャリアを変えたい」「人生を変えたい」と入学してくださいます。学びにハングリーな学生と刺激し合いたい方や、ご自身のセカンドキャリアをもっと楽しくしたいと考えている人はぜひ、一度お気軽に説明会や個別相談会にお越しください。

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この記事の執筆者

ビジネス・ブレークスルー大学

BBT編集部
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