ビジネス・ブレークスルー大学の新井清史郎さんが「ポケモンワールドチャンピオンシップス2022」に出場決定! 50ヵ国以上から出場者が集結。世界大会の頂点を目指す!
BBT大学3年生の新井清史郎さん、夢の実現を胸に世界チャンピオンを目指す
100%オンラインで経営学士の学位を取得できる日本初の大学(※1)であるビジネス・ブレークスルー大学(所在地:東京都千代田区、学長:大前研一、以下BBT大学)でBBT大学e-sports(※2)部を創設した3年生の新井 清史郎(あらい きよしろう)さんが、6月11日(土)・12日(日)に幕張メッセで行われた「ポケモンジャパンチャンピオンシップス2022」に出場しました。新井さんはすでに、8月18日(木)~21日(日)にロンドンで開催される世界大会への切符も手に入れています。
新井さんは、中学校2年生でe-sportsを始め、中学校3年生で「ポケモンジャパンチャンピオンシップス2016」の日本チャンピオンになり、過去にも世界大会に出場した経験を持つなどe-sports競技者としての実力は世界レベルです。
e-sportsの競技者として世界での活躍を目指す新井さんは、通学不要・100%オンラインのBBT大学に2020年に入学しました。新井さんは、e-sportsがオンラインのBBT大学において、学生同士のコミュニケーションを活性化させるツールになると同時に、学生がゲームを通して自己理解を向上させ、人間的に成長するなど教育の面でも価値があると考え、2020年12月にe-sports部を創設しました。
e-sports部の創設において、新井さんはBBT大学の事業構想ラボ(※3)で宇田左近副学長を始めとする教授陣の前でプレゼンテーションを行い、メンバー獲得に向けての募集活動にも力を入れるなど精力的に活動しました。新井さんの努力の結果、現在のBBT大学e-sports部は、約90名が在籍する部活になり、BBT大学が正式に公認する部活として活動しています。
なお、e-sports部は部員が競技者として数々の大会へ出場し、優勝を目指す過程で様々なことを学びながら人間的に成長することを目的としています。世界110カ国に居住する学友がビジネスを学び、学生の年齢も10代から70代まで多岐に渡るBBT大学の多様性を活かし、e-sportsの経験有無や得意不得意に関わらず、『老若男女問わずゲームを通して仲良くなること』も同時に目指して活動しています。
新井さんのインタビュー
まさかのアクシデントで試合は超混戦。大切なのは、起きた出来事へどう立ち向かうか。
Q:まずは世界大会へのご出場おめでとうございます。今どんなお気持ちですか?
ありがとうございます。本来はもっと早く開催するはずの大会だったのですが、新型コロナウイルスの影響を受け、2020年から2年連続で中止となっていました。やっと今年ロンドンでの開催が決定し、渡英するのを楽しみにしています。直近では、6月11日(土)・12日(日)に幕張メッセで行われた全国大会「ポケモンジャパンチャンピオンシップス2022」に出場してきました。
Q:これまでも全国大会・世界大会へ出場経験のある新井さんですが、どのようにしての試合に挑まれるのでしょうか?
インターネット上でのポケモン対戦は毎月300~400万戦くらい行われるのですが、仲間と情報収集をしながら今あるポケモン対戦環境に一番良い打ち手を考えています。実際の大会で戦うのは僕一人ですが、情報収集する人、一緒に分析する人、仮想の敵を用意してシミュレーションしてくれる人…など、チームを組んで準備をしています。今回は韓国のチャンピオンや、かつての世界チャンピオン、インターネット世界ランク一位の人などとも組んでいたので、チームの完成度は過去最高でしたし、これまで以上に優勝を掴む自信がありました。
Q:そんな最高の状態で挑んだ試合で、当日はハプニングがあったと伺いました。
トーナメント進出がかかった大事な試合だったのですが、「このボタン(技)を押したら勝てる」というとき、対戦相手側にまさかの通信エラーが起きました。審議を行った結果、再戦という形になったのですが、勝利に至らない結果となりました。正直なところ、ハプニングが起きたことよりも、純粋に試合に負けたことが悔しくて。その前の試合も苦しい接戦ではあったのですが、自分の信念を貫き大きな決断をした結果勝つことが出来ました。ではなぜ今回は負けてしまったのか。ただただ自分自身に憤りを感じていましたね。でも、自分はまだそれ以上の壁を超える領域には達していなかったのだと気づけただけでも良い収穫だったと思っています。
人と違うことをしたっていい。人と違うのが当たり前。一歩を踏み出せば、すべてが変わる。
Q:勝利を目前に起きたアクシデントに悔やむのではなく、新井さんが常に結果を前向きに捉え進み続けることが出来るのはなぜなのでしょう?
それはおそらく、幼少期の原体験からかもしれません。実は、幼いころ食べ物アレルギーがあって、小学校6年生くらいまで他の人と同じものがほとんど食べられなかったんです。給食も周りの友達とは全く違うものが出てくるような状況で、大人からは「かわいそうだね」と言われていました。そんな中、母が「周りの当たり前は周りの当たり前、あなたの当たり前はあなたの当たり前なのだから、比べなくて良い」と言ってくれていたんですね。なので、僕の中には「人と違うことをしたっていい」「人と違うのが当たり前」という考えが根付いたんだと思います。祖母もまた「ただじゃ這い上がるな、何かを掴み取ってから這い上がれ」とエールを贈ってくれるような芯の強い人だったので、失敗したりダメなことがあっても、それで得られたことが必ずあると思っています。これが最後ではないし、あくまでひとつの通過点でしかないので。
Q:挑戦したいけれど、勇気がない。失敗を恐れて一歩踏み出せない、そんな方へ新井さんがメッセージを送るなら、どんなことを伝えたいですか?
一歩踏み出して失敗した人にならアドバイス出来るかもしれないけれど、まだ何もしていないのにどうして?と僕なら思うかもしれないです。実は去年、とある出会いを通じて小学4年生の男の子にポケモンを教えることになり、彼はその年に全国大会で上位まで勝ち進んだのですが、試合に挑むまでの過程で大きく変わっていったんですね。試合で敗北した後も、誰のせいにするでもなく、冷静に自分の敗因と今後の改善策を僕に伝えてきました。まだ11歳の男の子ですが、他責にせず、自分自身を見つめて克服しようというマインドに変わり、それをしっかり言語化出来るくらいにまで成長しました。そして今年、彼にとって2回目の全国大会では1位で予選を通過し、準決勝まで勝ち進みました。最初から勝負師の目をしていましたね。あの日一歩を踏み出してから、すべてが変わったんです。
e-sportsは「たかがゲーム」ではない。夢は、ゲームを通して人間的成長ができるコミュニティづくり。
Q: 新井さんは以前、ゲームを通じて人間的成長ができるコミュニティも作りたいと言っていましたよね。大会での優勝を目標とする過程で、色々な経験が出来る場所を作りたいと。
はい、e-sportsは「たかがゲーム」ではなく、その過程で人としても成長出来るのだということを、今回彼の成長を通じて改めて実感しました。僕自身も大学生のe-sports大会の企画・運営の実現に向けて、大手のイベント運営会社やTV局などのメディアに積極的にアプローチを重ね、すでにe-sportsの会社や大会運営をしている方々とコネクションが出来ました。たとえば、厚生労働省ともタッグを組みながらe-sports大会運営にも力を入れている会社さんの協力の元、運営、撮影、企画などに携わったり、e-sportsのイベントや運営をしている株式会社e-fromさんでインターンをさせていただいたり。BBT大学でも宇田左近副学長や大前創希先生、大原達朗先生など、さまざまな実務家教員の方々からアドバイスをいただき、学びと両立しながら夢の実現へ一歩近づく機会を得ることが出来ました。
Q:最後に、「ポケモンワールドチャンピオンシップス2022」出場への意気込みをお願いします。
「ポケモンワールドチャンピオンシップス2022」出場においては、もちろん優勝することしか考えていません。いつもと違うことは、敗者としての悔しさを背負い、その中で学んだ貴重な経験値を持って挑めるということです。この気持ちを世界大会まで継続しつつ、「今の自分」を最大限に発揮して戦いたいと思っています。
BBT大学は、世界を舞台にリーダーシップを発揮し、どのような環境下においても成功事例を生み出すことができる人材の輩出という明確なコンセプトに基づいて運営しています。今後もBBT大学は、学生の自主性を重んじ、学生が世界で活躍するために自発的に取り組む活動の後押しを行って参ります。
(※1)100%オンラインで経営学士の学位を取得できる日本初の大学・・・100%オンライン大学での学士取得において、特区832制度を用いている経営学ではBBT大学が日本初
参考:インターネット大学に関する特区(特区 832)について(文部科学省ウェブサイトより)
https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/koutou/053/gijiroku/__icsFiles/afieldfile/2013/06/26/1336757_01.pdf (2022年7月)
(※2)e-sportsとは・・・エレクトロニック・スポーツ (electronic sports) の略称で、複数のプレイヤーで対戦するコンピュータゲーム(ビデオゲーム)をスポーツ競技として捉える際の名称。国際的なスポーツの祭典における競技の候補に名を上げるなど、世界中で広がりを見せている。
(※3)事業構想ラボ・・学生が起業や自身の思いを形にするための構想を練り、現役の経営者である実務家教員の前でプレゼンテーションを行う。実際にここから生まれたアイデアで起業を行った学生もいる。
【新井さんのポケモンチャンピオンシップス出場戦績】
▶2016年
4月 オンライン予選通過
6月 全国大会優勝 Day2権利獲得
8月 日本代表として世界大会出場
▶2018年
1月 AbemaTVの『P-Sports~目指せ、ポケモンバトルマスター!』にゲスト出演
2月 シドニー国際大会に出場
5月 オンライン予選通過
6月 全国大会3位 Day2権利獲得
8月 日本代表として世界大会出場
▶2019年
2月 オンライン予選通過
6月 諸事情により全国大会は欠席
▶2020年
6月 全国大会予選通過
8月 オンライン全国大会出場
▶2021年
4月 オンライン予選通過
5月 全国大会本戦突破(20人のファイナリストに残る)
7月 本選出場
▶2022年
3月 オンライン予選通過
6月 全国大会本戦出場
8月 ポケモンワールドチャンピオンシップス2022日本代表として出場予定
対戦に勝利し、世界大会DAY2への出場を決めた瞬間の新井さん(写真左下)
【BBT大学について】
日本初の100%オンラインで経営学学士を取得できる大学(※1)として2010年に経営学部を新設。教授陣の6割が現役経営者、学生の約7割が社会人。大前研一が学長を務める本学では、“teach(教える)”ではなく学生が主体的に“learn(学ぶ)”するのを手助けすることに大学の役割があるという考えに基づき設計されたカリキュラムで、グローバル時代を生き抜く力の育成を目指している。2014年3月に1期生が卒業。2014年10月にはe-Learning大賞 厚生労働大臣賞を受賞。2015年12月に「ITソリューション学科」、「グローバル経営学科」、2017年1月に「履修証明プログラム」が、文部科学省「職業実践力育成プログラム(BP)」認定。
【本件に関するお問い合わせ】
株式会社ビジネス・ブレークスルー(広報担当:小浦)
メールアドレス:bbt-pr@bbt757.com