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2023/12/25

オンライン大学だってフィールドスタディ! 「一次情報」で異文化を理解する ~韓国編~

ビジネス・ブレークスルー大学(以下、BBT大学)には、希望者が実際に海外に渡航し、現地で海外起業についても学ぶことができる科目が複数用意されています。この秋開講の科目の中には台湾・韓国を訪れ、現地の大学・大学院生と交流を持つものがありました。地理的にも近く、お互いの国についてさまざまな情報が飛び交う中で、単なるイメージだけで相手の国を捉えてしまっていることもあるかもしれません。グローバルリーダーとして、一次情報をもって相手国を知ることは大変重要な経験です。

本記事では、韓国の東西大学との交流の様子や、学生が科目内でどのような学びを得たのかをご紹介します。
※台湾での交流の様子はこちら

参加者の集合写真

東西大学について

韓国釜山にある総合大学。世界中165以上もの大学とパートナーシップを結んでおり、学生にグローバルな環境や教育を提供する、アジアのハブ的存在。他の大学に先駆けて学際的なプログラムの導入などに積極的に取り組んでおり、釜山エリアでは1位、韓国全土でもトップ7に入るほどの高い就職率を誇る。
◆東西大学HP:http://uni.dongseo.ac.kr/eng/

「韓日比較文化論」ってどんな講義?

みなさんは、韓国に対してどのような印象を持っていますか。
近年日本においてはK-POPなどの韓流ブームが続いており、政治においても日韓関係見直しなどが進んでいます。そんな韓国にも嫌韓論・反日論を唱える人がいます。しかしながら、本当の意味でフィールドワークを行い、お互いの国への理解を事実ベースで深め、これからの日韓関係を考える機会が提供されています。

◆ 講義の見どころ

講義映像の中では政治や文化、歴史を取り上げつつ、「韓国から見た日本」と「日本から見た韓国」について言語化しています。ディスカッションの中でも北朝鮮についての日韓での印象をリアルに話し合ったり、韓国ドラマに見る生活習慣の疑問や結婚観などについても学生間で意見交換などが盛んにおこなわれました。率直にお互いに対して疑問に思っていることを話し合える場としての魅力が、本講義にはあります。

◆ どんな学生が受講しているの?

今年は例年に増して、自分のルーツやアイデンティティをもっと知りたいという思いの方の受講が多くみられました。また、韓国人の友人の文化や価値観をもっと深く知りたいという方もいらっしゃることから、韓国が改めて非常に関係の深い国であることが伺えます。ニュースで「反日」の抗議活動などが取り上げられることから、実際に国民はどのような状況にあり、どのようなことを考えている国なのかを理解するという講義の目的に共感してくださっています。

【参加者の履修動機】

  • 私は日本で生まれた在日韓国人で、小さい時は日本に対して偏見をもっていた時期がありました。小・中・高校と差別を受けましたが、社会に出てみると一部の方々の偏見であることを知ることが出来ました。両方向からの話を聞く機会の大切さを知り、この韓日比較文化論を通して、今後の日韓関係について話が出来ればと感じました。
  • 7、8年前からK-POPにハマり韓国に興味を持ち続けています。韓国旅行に行った時や、カナダに短期留学したときにも韓国の方と触れ合い、世間一般で言われる韓国の印象と違ったものを感じました。しかし、歴史的な背景や一概に仲良くできないことも実際にはあると思います。実際の学生の方たちと触れ合えるとのことでどのような学びがあるか気になります。

3日間のすごし方

事前学習で韓国の政治や歴史、双方のイメージなどを踏まえ、現地でしか見ることのできないライフスタイルや新しい商品・サービス、観光のタネなどを調査するために、市場やショッピングモール、エンターテインメント施設をグループごとに見て回りました。

1日目

BBT生を中心に、東西大学の辛先生や職員の方を含めて懇親会を開きました。BBT生でもリアルでははじめてお互いに話す機会となり、翌日以降のフィールドワークへの期待が増す時間になりました。

食事の様子

Airbnbを利用して東西大学生とBBT生の一部の学生で一緒に宿泊する様子も見られました。フィールドワーク外でも交流をもち、お互いのことを知る時間を有意義に過ごしていました。

2日目

この日は半日フィールドワークを行いました。各グループのテーマは以下の通りです。

  • 日本人と韓国人の休日の過ごし方の違い。日本人がもっと取り入れるべき点を検討する
  • 日本にはない商品・商材、サービスなどを発見し、日本での事業展開を検討する
  • プサン市への日本からの観光客数を、5年後までに現在の2倍にするために、改善・改良すべき点と、すぐに実施できる具体策を検討する
現地の方にインタビューをする学生 / 南浦洞市場を散策するグループ

グループは東西大学生とBBT生が混合で構成されており、東西大学生は、BBT生が現地の方へインタビューをする際に通訳をしてくださったり、日本と韓国の文化の違いなどに留意しながら、調査のサポートをしてくださいました。学生同士がお互いに気遣いあったり、相互に理解しようとし合っている姿勢が見られたのが、とてもほほえましく感じられました。

フィールドワークが終わると、翌日のプレゼンテーションに備えて、東西大学周禮(チュレ、주례)キャンパス日本研究センターで発表準備に勤しみました。

3日目

それぞれのグループで、フィールドワークで学んだことを全体に共有しました。12/10の最終発表までに、どんな観点を付け加えるといいかについて講師や他のグループからフィードバックをもらう時間になりました。

3日間という限られた時間でも、密に過ごせたからこそ打ち解けた部分も多く、フィールドワークが終わった後のAirCampus*では、「また連絡してください」「日本にも遊びに来てください」などのチャットが飛び交っていました。東西大学生に宿としてご自宅などを使ってくださいといって下さる方、中間地点の九州で会いましょうという話などがあがり、継続的な関係構築のきっかけとなったようでした。BBTらしい特徴として、参加者たちが自身の事業に新しい活動を取り入れようとするなど、積極的なアプローチが見受けられました。

◆ フィールドワーク参加者の感想

  • 釜山でのフィールドワークはとても良い経験になりました。目的をもって調査をすることで今まで見えなかった場所や物事を知ることが出来ました。そして、現地大学生と共に意見を共有しながら行ったことが、より一層フィールドワークの良さを感じました。
  • 知識や喋るネタがあるに越したことがないと学びました(笑)。コロナ期間中に20歳になったので、友達以外との飲み会やご飯会を経験したことがあまりありませんでした。そのため、わいわいした飲み会の雰囲気が勉強になりましたし、よい経験になりました。そして、なによりも韓国語を不自由なく喋れるようになりたいと感じました。お話しネタでもそうですが、東西大学学生や社会人学生たちと交流をし、全体的に学習意欲が高まりました。

本講義で得たもの

日韓の市場分析などの観点で調査を行ったものの、お互いの背景にある歴史や考え方といった文化に触れることが出来たこと、一次情報として実際の「日本人」「韓国人」の声を聞くことが出来た経験は、大変価値のあるものでした。SNSでも気軽に海外の人とつながれるグローバルな時代だからこそ、その人のアイデンティティを深く捉えてコミュニケーションをとる知識・スキルとしての「教養」を見直すきっかけにしていただけたと思います。

それぞれの最終発表を聞き、改めて以下のような感想も、学生から頂戴しています。

BBT在学生

「誤解や思い込みを排して一次情報と事実に触れ、韓国のことをもっと知りたいと思うようになること」という本講座の目標は十分に達成でき、遅まきながら韓国語を学び始めています。
若者同士が何のスキーマもなくテクノロジーを駆使して共感しあいつながりあっているように、子どもたち同士の交流機会を一緒につくっていければ、もっと未来を明るく平和にできるのではないかと思います。

東西大学生

まだ慣れない日本語で発表してすごく緊張しました。でも上手くできたのでほんとによかったと思います。日韓の祝日の違いを調べた時に色んな知識も得たのでうれしかったです。皆さんの発表は驚くほどお上手でした。自分では今まで気付かなかったことを、一日の中で気づくのはとてもすごいことです。

BBT大学では今後も海外でのフィールドスタディに取り組んでいく予定です。海外や国際関係に関心のある方、ぜひ一緒に学びを深めてみませんか。

BBT大学では説明会や個別相談会を開催しています

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この記事の執筆者

ビジネス・ブレークスルー大学

BBT編集部
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