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2022/7/18

質問はしない。問いをかけることで悩みの本質を探る。

「BBT大学の放課後トーク」では、BBT大学事務局長の横山真也先生(経営学部 非常勤講師)が毎回異なるテーマでビジネスや学び、日常のことについてお伝えしていきます。

質問とは、ともすれば詰問。だからこそ「問いかけ力」が大事。

先日「聴くことで変わる」ことをお伝えしましたが、今日はその続編です。

なにげに評判が良かったので、今回も壁打ちのコツをお伝えします。

大学の事務局という仕事がら私は毎日学生さんと1on 1(壁打ち)しています。壁打ちというのはもやもやを解消するお手伝いをすることで、ようは話し相手になることです。持ち込まれるお悩みはさまざま。

・ 学習が進まない
・ やる気が出ない
・ 自分が何をやりたいのかわからない

この辺りは学生ならではの悩みですが、

・どうすれば幸せになれるのか
・ かっつり稼ぎたいんだけど
・ 横さんって何者なんですか

といったものまであります(笑)

お悩みの内容は事前に聞いておらずたいてい壁打ちを始めてからわかります。私としては何かを掴んでいただきたいので30分のスロットの中で頭をフル回転させています。

・ お悩みの本質は何か
・ その解決策は何か
・ どれくらいの時間とコストが必要か

そして重要なのは、どうそれに気づいていただくかです。

本学は答えを教えない大学ですから、答えは学生ご自身で創っていただく必要があります。それに自分で至った答えと人から教えてもらった答えではやはり納得感が違います。自分でやった感が違うのです。

そこで私が心がけているのは質問ではなく、問いかけです。質問というのは私の解釈ですが、聞く人が知りたいことを尋ねることです。問いかけというのは、聞く人が聞かれる人と一緒に考えようと「投げかける」ことです。

具体的に言うと「これどうなってるの?」が質問で、「これどうなっているんだろうね」が問いかけです。

伝わっていますか?このニュアンス(笑)

聞いている方は意識していなくても聞かれる方は受け止め方が違いますよね。書店にはよく「聞く力」とか「質問力」とかいった本がありますが、私は「問いかけ力」が大事だと思うんです。質問とは、ともすれば詰問になるじゃないですか。

つまり詰められる、ぎゅっと。
それじゃ苦しいですよね。

それが問いかけるでは、かけるですから、包まれる感じがするんですよね。毛布をかける、魔法をかける、んです。同じ聞くでも、聞き方や言葉を変えると受け取られ方が変わります。私の壁打ちではそんな事を意識しながら毎日やっています。嬉しいのはリピートしてくださる方。全体の20%くらいですが、その後の報告に来て下さいます。深刻な顔で始まった壁打ちが笑顔で終わって学生さんはZOOMから退室されます。笑顔で終えられなかった時は私も考え込むのですが、それから数ヶ月経って今度は笑顔で戻ってこられる。これが壁打ちの醍醐味なんだろうなと思います。

今日ものこのあと学生さんとお話してきます。

次はぜひ皆さんとお話しできることを楽しみにしています。

では今日はこの辺で。

講師プロフィール

横山 真也(よこやま・しんや)
ビジネス・ブレークスルー大学 経営学部 非常勤講師
フードダイバーシティ株式会社 共同創業者
キャリアダイバーシティ株式会社 共同創業者
UMAMI UNITE PTE LTD 共同創業者
ヨコヤマ・アンド・カンパニー株式会社 代表取締役
東洋大学 国際学部 非常勤講師

2010年日本で独立開業後、12年Yokoyama & Company (S) Pte Ltd(シンガポール)を設立。
14年ハラールメディアジャパン株式会社(現フードダイバーシティ株式会社)、20年キャリアダイバーシティ株式会社を共同創業。
21年ドイツのProVeg International が主宰するアクセラレーションプログラムに選出(日本企業として初)され、UMAMI UNITED PTE LTD(シンガポール)を共同創業。
日本と海外での500社以上のプロジェクトマネジメントが評価され、16年シンガポールマレー商工会議所から起業家賞を受賞(日本人初)。
19年米トムソン・ロイター系メディアSalaam Gatewayから“日本ハラールのパイオニア“と称される。
16年2月からDaily NNAに毎月コラムを連載中。
著書に「おいしいダイバーシティ~美食ニッポンを開国せよ~」(ころから株式会社)。
ビジネス・ブレークスルー大学大学院経営学研究科修了(MBA)、
卒業論文「中小企業のハラール市場への進出アドバイザリー事業」で奨励賞を受賞。
>> 教員プロフィール

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BBT大学について

日本初の100%オンラインで経営学学士を取得できる大学として2010年に経営学部を新設。教授陣の6割が現役経営者、学生の約7割が社会人。大前研一が学長を務める本学では、“teach(教える)”ではなく学生が主体的に“learn(学ぶ)”するのを手助けすることに大学の役割があるという考えに基づき設計されたカリキュラムで、グローバル時代を生き抜く力の育成を目指している。2014年3月に1期生が卒業。2014年10月にはe-Learning大賞 厚生労働大臣賞を受賞。2015年12月に「ITソリューション学科」、「グローバル経営学科」、2017年1月に「履修証明プログラム」が、文部科学省「職業実践力育成プログラム(BP)」認定。

BBTについて

グローバル環境で活躍できる人材の育成を目的として1998年に世界的経営コンサルタント大前研一により設立された教育会社。設立当初から革新的な遠隔教育システムによる双方向性を確保した質の高い教育の提供を目指し、多様な配信メディアを通じてマネジメント教育プログラムを提供。大学、大学院、起業家養成プログラム、ビジネス英語や経営者のための勉強会等多用な教育プログラムを運営するほか、法人研修の提供やTV番組の制作などあらゆる年齢層に対し生涯に渡る「リカレント教育」を提供する。在籍会員数約1万人、輩出人数はのべ約5万人以上。また、1,300社以上の企業に対して研修を提供。2013年10月のアオバジャパン・インターナショナルスクールへの経営参加を契機に、生涯の学習をサポートするプラットフォーム構築をグループ戦略の柱の1つとして明確に位置づけている。https://www.bbt757.com

この記事の執筆者

ビジネス・ブレークスルー大学

BBT編集部
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