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2022/9/12

横山先生に直接届いた、矢沢永吉さんからの経営アドバイスとは?

「BBT大学の放課後トーク」では、BBT大学事務局長の横山真也先生(経営学部 非常勤講師)が毎回異なるテーマでビジネスや学び、日常のことについてお伝えしていきます。

矢沢さんに 「つまるところ、わからないんだよね。」 と言われて…。

こんにちは。
BBT大学 事務局長の横山です。

タイトルを見て、おお!と思われた方もいらっしゃるでしょう。
はい、小さな奇跡が起こりました。

先日あるラジオ番組で矢沢さんが私の質問に答えてくれたのです。

しかも音楽ではなく経営について。

それも6分にも渡って答えてくれ、それが放送されたのです。

実は私は13歳(1981年)から彼の大ファン。
40年以上に渡り、彼の曲と共に生きてきました。(大袈裟?w)

彼の魅力を語り出すと朝になってしまいますので、プロフィールはこちらからどうぞ。

そんな私がエーちゃんから学んだ経営の勘所とは。
今日はそんなお話です。

私の質問はこんな感じでした。

◆ラジオネーム:矢沢ライヴ歴37年149回
『BOSSは経営者として、会社を経営をする上で何を重視されていますか?私は起業して12年目ですが、これまで判断に迷った時、「エーチャンだったらどうするかな?」と考えて会社を経営してきました。BOSSが考える「経営の勘所」をぜひ教えてください。』

矢沢さんはアーティストとしてだけでなくビジネスパーソンとしても成功されています。今では当たり前になっているアーティストの著作権や肖像権、レコードの版権やコンサートグッズの制作販売など、現在のロックビジネスのフォーマットを創ったと言われています。それだけではなくコンサートの興行も自社対応、レコードの制作と販売も自社でやるといういわゆる360度ビジネスを展開しています。加えてライヴのリハーサルもできる大型のレコーディングスタジオを二棟経営しているというバリバリの経営者なのです。

同じ経営者として私が聞いてみたかった経営の勘所について、彼は答えてくれました。

「つまるところ、わからないんだよね」

ズコっ。エ、エ、エーちゃん、、、。
と思っていると、

「学ぶことだらけ。後から気づくことだらけ」と語り出しました。

「自分の権利を守るために会社を設立せざるを得なかった」
「(経営については)知らないことだらけ。悔しいことだらけだった」
「アーティストの自分と経営者の自分がいる。違うからおもしろい」
「経営判断に迷った時は、感覚、パッション的な感覚で決める。外れちゃったという時もめちゃくちゃあった。でもそれでいいじゃない。自分で責任取るんだから。誰にでも合うセオリーなんてあるわけないから」

矢沢フリークな私はこうした言葉を聞きながら、確かに彼はそんな歴史を歩んできているよなと納得していました。それを自分に反芻しながら


・走りながら考える
・結果は全て自分の責任
・何より楽しむ
のが彼の経営の勘所と解釈しました。

そして、やるかやらないか。迷った時はロックな方へ。とも整理しました。

というのも、実はこれ、私の会社の判断基準なんです。本当に。

迷うんだったら揺らせる方へ行こう。
誰もやらないんだったら、俺らがやっちゃおう。
教員としての私はこんな事はお伝えできませんが、
経営者としての私はあなたにお伝えしたいです。

ロックするしかないでしょ。

講師プロフィール

横山 真也(よこやま・しんや)
ビジネス・ブレークスルー大学 経営学部 非常勤講師
フードダイバーシティ株式会社 共同創業者
キャリアダイバーシティ株式会社 共同創業者
UMAMI UNITE PTE LTD 共同創業者
ヨコヤマ・アンド・カンパニー株式会社 代表取締役
東洋大学 国際学部 非常勤講師

2010年日本で独立開業後、12年Yokoyama & Company (S) Pte Ltd(シンガポール)を設立。
14年ハラールメディアジャパン株式会社(現フードダイバーシティ株式会社)、20年キャリアダイバーシティ株式会社を共同創業。
21年ドイツのProVeg International が主宰するアクセラレーションプログラムに選出(日本企業として初)され、UMAMI UNITED PTE LTD(シンガポール)を共同創業。
日本と海外での500社以上のプロジェクトマネジメントが評価され、16年シンガポールマレー商工会議所から起業家賞を受賞(日本人初)。
19年米トムソン・ロイター系メディアSalaam Gatewayから“日本ハラールのパイオニア“と称される。
16年2月からDaily NNAに毎月コラムを連載中。
著書に「おいしいダイバーシティ~美食ニッポンを開国せよ~」(ころから株式会社)。
ビジネス・ブレークスルー大学大学院経営学研究科修了(MBA)、
卒業論文「中小企業のハラール市場への進出アドバイザリー事業」で奨励賞を受賞。
>> 教員プロフィール

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BBT大学について

日本初の100%オンラインで経営学学士を取得できる大学として2010年に経営学部を新設。教授陣の6割が現役経営者、学生の約7割が社会人。大前研一が学長を務める本学では、“teach(教える)”ではなく学生が主体的に“learn(学ぶ)”するのを手助けすることに大学の役割があるという考えに基づき設計されたカリキュラムで、グローバル時代を生き抜く力の育成を目指している。2014年3月に1期生が卒業。2014年10月にはe-Learning大賞 厚生労働大臣賞を受賞。2015年12月に「ITソリューション学科」、「グローバル経営学科」、2017年1月に「履修証明プログラム」が、文部科学省「職業実践力育成プログラム(BP)」認定。

BBTについて

グローバル環境で活躍できる人材の育成を目的として1998年に世界的経営コンサルタント大前研一により設立された教育会社。設立当初から革新的な遠隔教育システムによる双方向性を確保した質の高い教育の提供を目指し、多様な配信メディアを通じてマネジメント教育プログラムを提供。大学、大学院、起業家養成プログラム、ビジネス英語や経営者のための勉強会等多用な教育プログラムを運営するほか、法人研修の提供やTV番組の制作などあらゆる年齢層に対し生涯に渡る「リカレント教育」を提供する。在籍会員数約1万人、輩出人数はのべ約5万人以上。また、1,300社以上の企業に対して研修を提供。2013年10月のアオバジャパン・インターナショナルスクールへの経営参加を契機に、生涯の学習をサポートするプラットフォーム構築をグループ戦略の柱の1つとして明確に位置づけている。https://www.bbt757.com

この記事の執筆者

ビジネス・ブレークスルー大学

BBT編集部
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