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2022/11/28

『クリニック開業に向けて医師をしながら学び直し。得たものは経営だけじゃなかった。​​​』BBT大学在学生・小林 直子さんインタビュー

100%オンラインで経営学士の資格を取れる日本初の大学であるビジネス・ブレークスルー大学(所在地:東京都千代田区、学長:大前研一、以下BBT大学)で、グローバル経営学科を専攻し勉学に励む小林 直子さんにインタビューを行いました。

医療の世界から踏み出し、3つ目の大学で探し求めていたものは「新しい世界」。

清水:小林さん、ようこそ!自己紹介をお願いします。

小林:はじめまして。グローバル経営学科専攻中の小林です。内科の医師として、2017年から公立の診療所で訪問診療を専門に働いています。 趣味はジョギングやヨガなど、スポーツや身体を動かすことが好きです。よろしくお願いします!

清水:小林さんはBBT大学が「3つ目の大学」なのですよね?どうして今、改めて大学で学ぼうと思われたんでしょうか。

小林:きかっけは、自分のクリニックを開業したいという想いからでした。医者になってからずっと大学病院、総合病院で働いてきたのですが、地域社会に貢献することが大事だと気付いたんです。ただ、これまで医学の勉強はしてきたものの、経営などは全く分からなくて。

清水:そうだったんですね。沢山ある学び舎の中でBBT大学を選ばれたのはなにかきっかけがあったのでしょうか。

小林:実は、BBT大学卒業生の鈴木恵子さんの「業界の常識にとらわれない経営」という本を読んで、入学しようと思ったんですよ。

清水:鈴木恵子さんといえば、医師であるご主人の開業を機に経営に携わるも、知識不足を痛感して入学を決意され、大躍進を遂げた方ですよね。

小林:はい。検討にあたりご本人ともお話をさせていただいて。さらに確信を持ちすぐに入学を決めました。

清水:医師として働きながら「経営を学ぶ」という目的以外に、何か求めていた環境はありましたか?

小林:医療の世界はとても狭く特殊で、そこで働きながら開業するとなると社会との関わりも変わって来るなと思っていて。だからこそ、このタイミングで働くことを見つめ直して、新しい世界に入って学びたいと思っていました。

清水:実際に入って学んでみて、いかがですか?「3つ目の大学」は、これまでと何か違うところはあったでしょうか。

小林:BBT大学は凄く実践的で、仕事に役立つことを直に学べると感じています。私は医学部に入る前に文系の大学に入り、銀行へ就職したのちに医学部を受け直しているんですが、これまでの大学の学びとは全然違いますね。オンラインの環境ならではですが、多様な学生たちと出会えますし、しかも、「何のために働くのか、何のために自分は存在するのか」といった根っこの部分まで深く学べるのが良いなと。

清水:印象に残っている科目はありますか?

小林:東田一人先生の「セルフリーダーシップ」はまさに自分自身を見つめ直す機会になりとても良かったですね。中竹竜二先生の「組織論基礎」も、自分のクリニックを開業するにあたってどんな組織を作っていけばいいのかを学ぶことができ、「自由研究」で実際に「組織をつくること」について熟考するところまで辿り着くことができました。

清水:社会との関わりや自分の在り方を探されていた小林さんにぴったりの科目ですね。今Zoomでお話されているお声や表情からも、とても前向きに取り組まれている様子が伺えて嬉しいです。

小林:本当に自分の道しるべが見えてきた感じです。こういうことを考えずに目先のことだけで起業をしてたら、挫折していたと思います。しかも、自分の中で完結するのではなく、周りの学生の仲間も同じように悩んでいる人もいて、お互い励ましあえるのが良いですね。

清水:10代~70代まで年齢もバックグラウンドも異なる学友がいるというのは刺激的ですよね。

小林:組織論基礎」のグループワークでは、​​​​​​専業学生(※)もいたり、社会人もいたりと多種多様なチームだったんですが、お互いを理解し合いながら良いチームワークが出来たなと感じます。

(※)専業学生:高校を卒業して直ぐにBBT大学へ進学する学生達

清水:具体的なエピソードはありますか?

小林:若者学生がDiscord(アメリカ発のチャットサービス)というツールを教えてくれて。お悩みを解決してお互いの人となりを知って繋がりを深めていこうと率先して意見を出してくれたり。「教科書のここがよかったよ」とか、情報を発信して共有してくれるんですよ。

清水:自分ひとりでは発見できなかったツールや考え方に触れられている感じでしょうか。

小林:はい。これは大学の中だけでなく、医者としての自分や職場においても気付きがありました。職業柄、「医者は間違ったことは言っちゃいけない、大きく見せないといけない」というような「べき論」を持っていたんですが、これが逆に言いたいことが言えず、ありのままを出せない自分を作り上げてしまっていたんです。でも、「自由研究」の中で斉藤徹先生とやり取りをする上で考え方が変わって。

清水:なるほど…どんなふうに変わったと感じますか?

小林:「ありのままを出す。大きく見せる必要もない。そうすることによって、あなた(私)への考え方や見方も変わるので、お互いのためにもいいし、自分じゃない自分を見せても良いことがないよ」と言われて。個人の能力が足りないことではなく、みんなで協力する体制づくりができれば、安全な医療が提供できる――すなわち、医療現場の仕組みやシステムを変えていくことに繋がる。それが大事なのだと気付けたんです。

清水:それって、小林さんが入学当初に目指していたイメージに近いですか?ご自身が開業して実現したいと思っていた社会との関わりの入り口と繋がるような印象を受けました。

小林:そうなんです。風通しの良い人間関係を築くことが変化への一歩だと感じて、そこから実際に職場でも実践し、現場のシステムを変えることが出来るようになりました。

清水:すごいじゃないですか!

小林:BBT大学に来ていなかったら、そんな行動もしていなかったし、そんな考えがあることも知らなかった…。医者としてのテリトリーしか知らない人間になっていたなと、改めて痛感しました。

清水:小林さんの言葉は多くの方に刺さるのではないかと思います。私もですが、やはり自分の仕事・生活範囲での常識が当たり前になってしまいがちですから。

小林:医療現場も、今は病気を治すだけでなく、患者さんの生活をもみながら最期までどう寄り添うのかという考え方になってきています。お医者さんが色んな職種(看護師、ケアマネジャーなど)と対等に話して色んなことを分かち合っていかないといけないので、とても大切なことなんですよね。

清水:そうなんですね。私はいつも患者としての立ち位置でお世話になっている身ですが、医療現場も変わってきているんですね。

小林:はい。病気を治すことだけにポイントを置いていると、それだけしかできなくなるので。頭では分かっているんです。でも、いざ自分がやろうとすると大変なのだとも分かりました。そんな経験値が得られたのも、実際に行動に移せたのも斎藤先生のおかげです。

清水:学び続けながらも、それを現場に持ち帰り実行した勇気。これが小林さんの想いと結びついてどんどん前進されているのだなと感じました。最後に、BBT大学を検討中の方へメッセージをいただけますか?

小林:BBT大学は、学ぶことを楽しめる大学だと思います。先生や学生たちとの関わりから、新しい考え方を知り、広い視点が持てる。ここで学んでいなかったら、たとえ開業しても目先のことで手いっぱいで、不安で押しつぶされていたんじゃないかと思います。若い方は特に、更なる可能性がひらける場所だと思いますし、これから何かを見つけたいという方も、やってみて損はない。BBT大学の先生は面倒見がよいので(笑)ぜひ一緒に学びましょう!

清水:夢の実現に向かって挑戦を続ける小林さんをこれからもBBT大学教員・スタッフ一同、精一杯サポートさせていただきます!ありがとうございました。

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この記事の執筆者

ビジネス・ブレークスルー大学

BBT編集部
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