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沖一秀・愛実

沖一秀(2016年秋入学)ITソリューション学科
沖愛実(2019年秋入学)ITソリューション学科

沖一秀 広島県生まれ。高校卒業後、美容専門学校を経て東京へ。沖愛実 埼玉県生まれ。学習院大学卒後、美容の世界へ。共に東京・八王子の美容室で勤務。その後、結婚し、シンガポールへ。現在2歳になる娘さんと3人暮らし。

海外で働きたいと、夫婦でヘアメイクとして
シンガポールで活躍中。

ビジョンとして今をどう生きるか。

夫婦ともに現役BBT生である。共にヘアメイクとしてシンガポールの別々のお店で活躍している。次のビジネスのために。いままでの思考を整理するために。学び直しは国境を超える。

海外で働いてみたかった。
だけど、もっと自分を磨きたくなった。

(一秀さん)シンガポールに来たのは2015年です。それまで東京で10年ほど美容師をやっていていましたが、昔から海外で働きたい、という意識がありました。アジアの国をぐるっと見て回って、ビザが取りやすいのと、フィーリングがあったのが、シンガポール。妻とは以前の職場で一緒でして、僕が先に来て、後から来てもらったっていう感じです。

BBTには働き始めて1年目の頃、入学しました。徐々に仕事にも慣れてきて、将来の事を考え始めた時〜たとえば、自分でお店やるとか、漠然と何かしらのビジネスを持ちたいとか〜と考えた時に、あまりにも自分にはビジネススキルがない事に気が付いて、これは勉強しないといけない!と思って、調べたことがきっかけです。

こちらにいるので、オンラインで学べる環境の学校を探しましたが、BBT以外は、どこもフィットしなくて、ここしかないぐらいの勢いで決めました。

いま上野ゼミで卒論に取り組んでいます。将来は、美容師向けのITサービスをやりたいなと思って、いろいろ試行錯誤している所です。

(愛実さん)私はBBTに入ろうと思ったきっかけは、その頃に環境の変化もあって「モヤモヤ期」みたいなのがありました。自身も美容師をやっていて、接客するお客様が日本に比べるとIT関係の方が多く、美容室に来てもパソコンをカタカタやっているお客様がすごく多いんですね。

それにシンガポールの街は、1人あたりの収入が、とてもリッチな方が多くて。そういうお客様を相手にしていると、日本と違った接し方も必要ではないかと思っておりました。「これからはITスキルは必ず求められる」という、ぼんやりとした意識も芽生えてきました。

それまでITとは無縁に生きてきたので、自分に知識がなくもの足りなく思えてきて。加えて、自分自身も美容師からもう一歩踏み出したい気持ちも併せてあったので、それをなかなか叶えられない、というモヤモヤした時期でもあったのです。

美容師のほかにプラスアルファ、何かができる人になりたいと思ったときに、まずは基本的にはパソコンを使えなきゃ駄目。そしてパソコン使って何か表現するってなった時に、表現したい中身も分からなかったので、しっかり学んで、世の中の事とかを知って、視野を広げてみたいと思いました。それが、夫がやっている事と近いと思ったので、「私もBBT!」という回路になりました(笑)。主人はBBTの先輩です。

(一秀さん)僕は入学動機が、学び直しとか、自分のスキルアップみたいな所から始まっています。最初の1,2年はしっかりインプットの時期。スキルアップのための勉強という感じでひたすらやっていました。3年目以降からは、そろそろアウトプットを意識しだしました。

自分がメインでやっている「美容師の仕事」。そして「英語を使っている環境」。プロジェクト学習がきっかけで学び始めた「プログラミング」。そういうものが一気に有機的に結びついて、最終的に私が卒論で取り組んでいる「ITサービス作り」に繋がっています。

広い視野でいうと、いろいろ学んだものと自分の経験を併せて、人の役に立つようなものを作りたくなりました。僕のキャリアからいうと美容師をやっているので、「美容師に役に立つもの」を作ってロンチできたらいいなと思っています。それをいま、卒論でやっています。

(愛実さん)私も勉強する講義は全部どれもすごく楽しくて。なので、もちろん長くずっと講義を取ってみるのもいいかなとも思いつつも、もし卒業とかの時点でもっと自分が深めたいジャンルとかがあったら、大学院まで行きたい気持ちもあります。

将来の夢は、どういう方向性を
模索されていますか?

(一秀さん)現在は美容院を経営しているのではないので、将来、お店を持つというのも1つの選択肢かもしれませんが、具体的に明確なものは現在ありません。いま取り組んでいる卒論を本気でビジネス化して、仕事にできたらいいな、とも思っているんですが、まだ修行の時期ですね(笑)。

(愛実さん)私が模索している方向は、美容師になってから学んだことで、技術やコミュニケーションの取り方の延長線上に、お客様のライフスタイルにもアプローチして、より価値のある美容師になりたい、と思っています。

お客様が、ただ美容室に来て「ハイ、綺麗になりましたね」っていうだけじゃなくて、そのお客様がおうちでどういう風に生活を送っているのかとか。そこも総合して提供できる人になりたいなって思っています。ライフスタイルも含めてアドバイスできる感じでしょうか。

言葉は、
現場でどんどん磨かれていきます。

(愛実さん)子供ができてからはパートタイムで働いていますが、以前は一店舗の店長をやっていました。その時にクレーム対応とか、説明能力が求められる出来事が結構あったので、そこでお尻を叩かれて、英語をしっかり勉強するようになりました。

最初の頃は、学生の時に学んだレベルを振りしぼりながら何とかやっていましたが、語彙も足りないし表現もできないし、もう「ソーリー、ソーリー」って、ずっと言っているだけでした(笑)。その後、BBTのカンバセーション授業でクレーム対応とかも学んだことが、今になってすごく活きています。

仕事以外でも、自分達のライフスタイルの違い、変化でコミュニケーション能力は変わりました。長女が生まれたことで、病院で使う言葉とか、保育園で使う言葉とか、どんどんバージョンアップされていっています。

日本人として、仕事はやりやすいですか?

(一秀さん)他の海外を経験してないので何ともいえませんが、楽な方ではないでしょうか。便利ですし。治安もいいし。みんな、東京とそんな変わらないね、と話をしています。

全体の民度っていうか。お客様のレベルも高いですし。日系美容室というポジションは、ちょっと質が高いという見られ方をしているので、たとえば東京でいえば、表参道とか銀座とかのイメージじゃないでしょうか。

それに日本人のお客様も駐在の人が大多数なので。海外赴任を任される方は若干、平均収入もちょっと高めでしょうか。ですから、暮らしのレベルがいい方が多いですね。

今をベストに生きていく。

(一秀さん)しばらくはシンガポールで暮らしていこうと思っています。将来ビジョンは、正直、今はあんまり見えていません。10年後にどうするとか、そんな具体的なビジョンみたいのは、なかなかなくて持てなくて。というのは、世間も色々変わりますよ。今回もコロナもあったりして。

僕たちは外国人なので、立ち位置がちょっと不安定なんです。国の政策一つで、日本に帰らなきゃいけないとかあったりするので、すごく抽象的な感じなんですけども、「今を頑張っている」みたいな感じが本音です。だから、Todayはbestで、Futureはbetterになればいいなぁと思っています。

(愛実さん)ただ子供の教育は、海外で色んな人に囲まれて育っていくので、とてもいい環境だと思っています。娘の通っている保育園も多様で、先生も、英語の先生と中国語の先生がいるので、両方の言語に触れられるというのは、なかなか日本では実現しにくい環境ですね。生後4ヶ月の頃から行っているので。もう丸二年くらい、こちらの言語に触れている状態ではあります。

BBTの良さってどんなところでしょうか?

(一秀さん)僕はそんなに、友人たちとすごく絡んでいる訳ではありませんが、自分が学びたい事とかやりたい事で、「あ、こういう種類の人の力を借りたいな」って時にBBTでは必ず見つかります。必要な時に手を貸してくれる仲間が必ずBBTの中にいる。そういう安心感というか、力みたいなのはいつも感じています。

(愛実さん)私はBBTの横の繋がりを非常に大切にしています(笑)。大切にしているというか、すごく好きで、同級生の7、8人のグループ、新入生の時に作ってもらったグループとは、何かがある度に情報交換しています。3つのコミュニティに所属していて、オンラインミーティングみたいなのをやっています。

1つは「BBTパパママ会」っていうコミュニティ。子育てを楽しみながら勉強も頑張ろう!みたいなサークル。

もう1つは自分が立ち上げたコミュニティで、「習慣化」をテーマにしていているものです。自分が毎日やる事とか、長期的な目標とか、そういうのをシェアしておいて、お互い共有しながら励まし合いながら理想の自分に近付いていくプロジェクトのコミュニティ。

最後の1つは「コミュニティ研究会」っていうもので、自分がメインで所属しているコミュニティをいかに盛り上げていくかみたいな事を研究しあっているグループです。

これからの人に
BBTをレコメンドするとしたら。

(一秀さん)何か勉強しないといけない!と思っている人にはオススメです。具体的な野望はないけど、「やべぇぞ自分」って思っているような人、そういう人はとりあえず入ってみてください。

普通の大学の勉強って、学問主体だと実践に役に立たないじゃないですか(笑)。BBTって、それを超えていると思うんですよ、守備範囲が。社会人の学び直しには最高だと思います。自分を鍛え直すというか。

経営だけじゃなくて、自分のマインドセットからも変わります。そもそも主体的に、自律的に取り組まないと単位とか取れないですし。スキルが上がっていかないんで。

最近の科目は、僕の時よりもさらに実践にアプローチした授業が豊富にあると思います。自己啓発的なものが、昔より多い。どんどん良くなっていますね。

(愛実さん)私は「BBTで勉強すると、自分で自分をハッピーに出来るよ!」ということかもしれません。講義の1つ1つが、自分がこういう風になりたいっていうのを解決する手助けになります。「問題解決」とかもそうだし、「財務会計」のお金の使い方とかもそうだし。すべてが、いまの生活に繋がっていることが見えてきます。

私の場合、習っている事は、経営とか美容とかに繋げるためのものかもしれませんが、まずは自分の生活にも使えて、それが満たされる事で、ネクストステップにも考えやすくなるなって思うんですね。そんな「いまを生きる」ことにとても役立つものばかりです。

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