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2025/6/17

卒論が新規事業に。BBT大学での学びで得た思考のアウトプット術

高校卒業後の約20年間、飲食業界に従事し経営者としての経験も積んだ後、アカデミックな観点からも経営を学びたいとBBT大学に入学した賀戸啓充さん。卒論で発表した事業プランは、「第0印象」をキーワードにしたアプリ。「飲食」から思考のレンジを広げ、「”盛らない”動画アプリ」というカタチにするまでの軌跡をたどりました。

「ザ・昭和なボス」から学んだ飲食業界での20年

高校卒業後、当初は美大を目指すべく予備校に通っていたそうですが、その道中で見つけたショットバーでアルバイトとして勤めはじめたのが縁で、その後約20年間、飲食業に携わることになったという賀戸さん。
学ぶことは嫌いではなかったけれど、じっと座って授業を聞くのが苦手だったことと、賀戸さんの「ボス」にあたる人物からナンバーツーに引き立てられるほど見込まれたこともあり、進学はせずそのまま飲食業の世界に進みました。
8歳ほど年上のボスは「ザ・昭和」なタイプ。彼から学んだものは?と聞くと、「リーダーシップ。それに尽きます」と賀戸さんは断言します。
「私は群れるのが苦手で協調性もあまりないタイプだったのですが、周囲を巻き込んで組織を大きくしていくという、いわば”ガキ大将的なリーダーシップ”を目の当たりにして掛け値なしにすごいなぁと思ったし、憧れましたね」

飲食業界でがむしゃらに働き、結果も残してきた賀戸さんですが、会社の規模が大きくなるにつれてビジネスやプロジェクトをアジャイルに進めにくくなり、会社を離れることに。

大前研一との出会いがBBT大学入学のきっかけに

飲食の経営に携わっているときから経営関連の書籍を読み漁っていたという賀戸さんですが、
「大前研一さんの『企業参謀』を読んだんですよ。30代前半でこれを書いているのか!すごいなぁ天才!と衝撃を受けました。大前さんがBBT大学を経営していることは知っていて『会ってみたいな』というミーハーな気持ちもありましたが(笑)、 いざ起業というときのために、今まで実践で身につけてきたビジネススキルの答え合わせも兼ねつつアカデミックな観点から経営を学んでみたいという思いから、入学を決めました」
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※『[新装版]企業参謀(1990年)』は、『正・企業参謀(1975年)』と『続・企業参謀(1977年)』の合本。すべてプレジデント社刊

たくさんのアルバイトをこなしながら勉強に勤しむ日々

テレビ局のADとして働く賀戸さん
BBTで学びながら過酷なアルバイトも数多くこなしてきた。写真はテレビ局でADとして働いていたときのもの

〈起業の種探し×BBT大学での勉強〉という将来への道筋をつけつつ、「飲食業しかやってこなかったから視野を広げたい」と、在学中はさまざまなアルバイトをこなしてきたという賀戸さん。
「地元テレビ局のADなんかもやりましたよ。番組のロケで、大雨で水没しそうな町に泊まり込みで取材に行くとか、20キロくらいの機材を抱えて山奥まで登っていくとか。過酷でしたが面白かったです。コンビニのバイトも経験しました。……大学生のバイトのなかにひとり40歳くらいの男性が一生懸命働いているという現場になりがちで(笑)。そうそう、『あき時間はなにしてもいい』という現場が多かったので、通信制大学であるBBTを選んで正解だったとあらためて思いました。あき時間を利用して授業を受けることができるなんて一石二鳥じゃん、と」
とはいえ体力勝負のアルバイトで疲弊したら、勉強モードに切り替える気力すらなくなるのでは?
「いや、勉強することはさほど大変だとは思いませんでした。飲食業での経験や本で得てきた断片的な知識が一本の線でつながっていき、さらに新しい知識を吸収できるのがとても楽しかったです。とくに『事業構想ラボ』は、起業を考えている私にとってはとても良いインプットとアウトプットの機会になり、刺激を受けましたね」

「アイデアはあたためず、とにかくカタチに」がビジネス思考の原点

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新事業をスタートするにあたって賀戸さんがザザッと書き出した「課題チャート」

在学中に、事業をいくつか思いついたそうですが、そのなかで、今でも賀戸さんのライフワークになっているのが「婚活事業」。飲食業経営時代に店内でマッチング合コンを主催していたことがルーツにあるそうです。
合コンイベントを仕掛けていたときから、「男性に優しい結婚相談所」というコンセプトで事業をはじめたらニーズがありそうだなと漠然と考えてはいたそうですが、その漠然としたものをどうカタチにするか…と思いあぐねいたタイミングで卒論制作に。
「卒論は谷中先生※のゼミで、ひとつの事業プランを発表するというものだったんですけど、『アイデアをある程度検証したら、とにかくカタチにして周囲の反応を見たらいい』というアドバイスがすごく刺さりました。これまでの『走りながら実現していく』という自分のスタイルと似ていて、背中を押してもらった気がしたんです」

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「アイデアをとにかくカタチに」の一例。
「移動中に手ぶらでスマホを見られるアイテム」というアイデアを思いつくや、すぐに試作

アイデアをどんどんアウトプットしながら、周囲の反応のよっては柔軟に路線変更もする――そんなしなやかなビジネス思考を繰り返したのちに生み出した事業プランは、『証明写真の動画版』という位置づけのスマホアプリでした。
「婚活事業にもリンクするのですが、マッチングアプリで相手のビジュアルを確認する方法は、いまだに写真なんですよね。動画ではなく。でも写真だとユーザーは盛りがちなんですよ。どんどん盛る(笑)。で、実際に会ってみたら『あれ?なんか違う』ってなる。そもそも婚活はウェブ上で完結するイベントではなく、人生のパートナーを探すためのものなんだから、盛る必要はまったくないんですよ。だからこのアプリのコンセプトは、〈盛らないことに価値がある〉なんです」

※谷中修吾…BBT大学 経営学部グローバル経営学科教授
谷中教授について詳しく知りたい方はこちらをご覧ください

盛らない”第0印象”をサポートするスマホアプリ「プロフィー」

profie特長説明
スマホアプリ「Profie」。AIがプロフィールのシナリオを考え、そのシナリオに合わせて動画撮影を行うため、誰でもカンタンに自己紹介動画を作成できる

プロフィール写真の「盛り」による”ミスマッチ=機会損失”をなくし、動画でその人のありのままを伝えることを目的として開発した卒論作品を、「名刺に代わる”1分動画”を簡単に作成できるスマホアプリ『Profie(プロフィー)』」として商品化しました。このアプリは、婚活シーンのみならず、ビジネスシーンでも活用の場を広げられる可能性があると賀戸さんは言います。
「名刺交換時の自己紹介だけでは誰だかわからなくなるよね、履歴書だけでは人となりはきちんと伝わらないよね、と。これは第一印象の一歩手前、いわば”第0印象”なんですよ。その”第0印象”のときに、人間性とか人となりを育んできた背景なんかが少しでも垣間見えることで、その後のコミュニケーションがスムーズになる――そのお手伝いをするのが『Profie』です」

現在は「Profie」の普及をはじめ、和菓子の催事販売を手がける会社の経営、そしてライフワークにしている『男性に優しい結婚相談所』の運営と、多角的な事業展開を行っています。
とても軽々と複数のビジネスを手掛けている賀戸さんは、「BBT大学での学びが、飲食業界での実務経験を体系化し、新たな事業を具体的なカタチにするあと押しになった」と言います。
「漠然とでもいいので、自分を変えたい、こんな自分になりたい、こんな目標をかなえたいといったイメージを持っている人は、BBT大学で学ぶことで、あいまいだったビジョンに輪郭をつけることができるかもしれませんね」

賀戸さんのように、漠然としたビジョンや思いをカタチにしませんか?


幅広い年齢・バックグラウンドを持った方々が「キャリアを変えたい」「人生を変えたい」と、BBT大学に入学してくださいます。学びにハングリーな学生と刺激し合いたい方、ご自身のセカンドキャリアをもっと楽しくしたいと考えている方はぜひ、一度お気軽に説明会や個別相談会にお越しください。

説明会には こちらのページから、お気軽にお申し込みください。


この記事の執筆者

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